NFTマーケットプレイスの選び方|RaribleとOpenSeaを比較

2020年以降NFT市場は大変な盛り上がりを見せており、そういった背景から日本国内、あるいは海外でNFTを取引できるマーケットプレイスも増加傾向です。本記事では、その中でも特に人気のNFTマーケットプレイスであるRaribleを中心に、OpenSeaといった主要どころと比較していきます。

市場におけるRaribleの優位性を知るためにも、現在チャレンジを検討している方はぜひ参考にして下さい。

RaribleとOpensea他のNFTマーケットプレイスを比較

マーケットプレイス 比較

ここではRaribleとOpenseaを始めとする他のマーケットプレイスの詳細について見ていきましょう。NFTマーケットプレイスとは個人のクリエイターや企業が作成したNFTを購入し、全くの無名であっても販売できるプラットフォームです。簡単なイメージとしてはユーザー同士のマッチングを行うサービスと考えても良いでしょう。

beepleの作品が75億円という高額で落札されたことを皮切りに、NFTは世界的な注目を集めています。そして当然マーケットプレイスの選定も重要な課題であるため、次の主要どころをきちんと把握して下さい。

Rarible

主なジャンル デジタルアート・ゲームアセット・フォトグラフ・音楽ファイル等
手数料 販売価格の2.5%
決済通貨 イーサリアム(WETHも含む)
連携オンラインウォレット MetaMask、Torus、Portis他
対応ネットワーク イーサリアムブロックチェーン

Raribleは2020年に米国のRarible社がローンチしたサービスであり、他の海外マーケットプレイスと比較すれば比較的新しい部類に入るでしょう。ただし、独自トークンのRARIを付与しており、審査不要の出品体制といった他にはない特徴を持っており、今や最大手に挙げられるOpenseaに迫る勢いとされています。

OpenSea

主なジャンル デジタルアート・ゲームアセット・トレイディングカードゲーム・音楽ファイ・、ブロックチェーン・ドメイン・ユーティリティトークン
手数料 販売価格の2.5%
決済通貨 イーサリアム、MATIC(Polygon)、Klaytn
連携オンラインウォレット MetaMask、Torus、Portis他
対応ネットワーク イーサリアム、Polygon、Klaytn、テゾスブロックチェーン

OpenSeaは2017年12月にサービスを開始したマーケットプレイスであり、現状世界最大の規模を誇っています。2021年時点の流通総額は約3,650億円と莫大であり、NFT市場のパイオニア的な立ち位置といっても良いでしょう。

取扱いジャンルの豊富さや対応しているネットワーク、そして知名度と全体的に高水準となっており、初心者から中上級者まで活用できるプラットフォームです。

Super Rare

主なジャンル デジタルアート
手数料 販売価格の3%
ギャラリー手数料15%
決済通貨 イーサリアム
連携オンラインウォレット MetaMask、Fortmatic、Wallet Connect
対応ネットワーク イーサリアムブロックチェーン

SuperRareは米国企業が運営しているNFTマーケットプレイスです。NFTを出品するには審査に通過する必要があるため、選ばれた一部のトップクリエイターによる作品に絞られています。

したがって、販売する上では少々ハードルが高いプラットフォームでありながら、購入者にとってはハイクオリティな作品が手に入る可能性の高いサービスといえるでしょう。

Coincheck NFT(β版)

主なジャンル NFTゲームのアセット・NFTトレカ
手数料 入庫手数料:無料
出品手数料:無料
販売手数料:10%
出庫手数料:0.01ETH〜0.16ETH
決済通貨 イーサリアム、ビットコイン他11銘柄
連携オンラインウォレット 入庫元:MetaMask、出庫元:MetaMask、ERC721規格対応ウォレット
対応ネットワーク イーサリアムブロックチェーン

Coincheck NFT(β版)は2021年3月に国内大手の仮想通貨取引所であるCoincheckサービスを開始した マーケットプレイスです。仮想通貨取引と一体になっていることから、購入資金が仕入れやすい環境が完成されており、対応通貨数も群を抜いています。

また、全体的に低コストで運用できる点も大変魅力的であり、既に仮想通貨投資を行っている方には特におすすめできるスペックです。

Adam byGMO(β版)

主なジャンル デジタルアート
手数料 販売価格の5%
決済手数料:販売価格の3%
振り込み手数料:300円
決済通貨 イーサリアム
連携オンラインウォレット MetaMask
対応ネットワーク イーサリアムブロックチェーン

Adam byGMO(β版)はGMOインターネットグループ傘下のGMOアダム株式会社が2021年8月にローチンしたNFTマーケットプレイスです。主な取り扱いジャンルはデジタルアートとなっており、クオリティの高い作品が多く出品されています。

また、大手インターネット回線業者としての安定感も魅力となっており、多くのユーザーが活用しているプラットフォームです。

NFTマーケットプレイスを比較するポイント

マーケットプレイス 比較ポイント

現在は国内外全体で様々な特徴を持ったNFTマーケットプレイスがリリースされていますが、初心者にとっては逆に選定する難易度が高いという問題点があります。2021年に突入してからも続々と新たなサービスがローンチされているため、今後のためにも比較ポイントをきちんと把握しておきましょう。

マーケットプレイスの利用手数料

利用手数料はNFTマーケットプレイスを比較検討する際、最初に見るべきポイントといえるでしょう。NFTの作成や取引におけるコストであるため、最低限に抑えるのが効率的な運用の鍵となります。

そして、手数料の種類は運営会社が徴収する手数料と、ブロックチェーンでNFTを作成する時に支払うガス代の2種類が存在することから、両方をきちんと把握することが重要です。

得意にしているジャンル

NFTマーケットプレイスはそれぞれ取り扱っているジャンルが異なるため、あらかじめ確認しないで販売手続きを行うと、取引自体が不可能になるリスクがあります。たとえば、世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaはデジタルアートから音楽まで幅広いジャンルを取り扱っている一方、Raribleが対応しているフォログラフは取り扱っていない等の例もあるのです。

したがって、各社で得意としているジャンルを事前に確認して、自分が出品したいNFTに合ったマーケットプレイスを選ぶようにして下さい。

マーケットプレイスの信頼性

2020年から急激に拡大してきたNFT市場は、比較的新興技術となる仮想通貨等のオンラインサービスがメインということもあり、詐欺行為に巻き込まれるリスクもあります。実際に仮想通貨取引所にお金を入れたのにもかかわらず取引ができない、もしくは購入後に運営会社が消えてしまった事例も報告されており、NFTマーケットプレイスにおいても同様の手口で被害が出る可能性はゼロではありません。

取引を始める際は、運営企業の情報や取引量、実績を必ず確認するようにして下さい。

RaribleとOpenSeaの違い

rarible opensea 違い

ここからは、RaribleとOpenSeaの違いを具体的に見ていきましょう。今やNFT市場を支える二大マーケットプレイスといっても過言ではないため、両社の比較ポイントを押さえて、選定の参考にして下さい。

RaribleとOpenSeaの比較ポイント

  • 事業の特徴

Raribleは安全性に優れたシステムを事業特徴としており、出品したアーティストが安心して自身のNFT作品を取り扱える環境になっています。また、初心者にも扱いやすいインターフェイスも魅力といえるでしょう。

一方、OpenSeaはオンライン分散型マーケットプレイスでNFTの発行、販売支援に特化していることから、ガス代高騰や処理能力の向上といった市場で提起されている問題を積極的に解決しています。

  • 設立した時期

Raribleは2020年にローンチされた比較的新しいサービスですが、OpenSeaは2017年から第一線で活躍している業界のパイオニアです。ただし、NFT全体が歴史の浅い分野であることから、運営年月の長さはそこまで重要視するべきポイントではないでしょう。

  • マーケットプレイスの利用者数

Raribleの利用者数は現在2万人程度を推移している一方、OpenSeaのアクティブユーザーは約22万人以上と大きな差をつけています。しかし、Raribleは比較的小規模でありながら1人あたりの取引額=資金力が大きいというデータも存在しており、運用方針によってはむしろ効率的かもしれません。

  • 基盤になっているブロックチェーン

Rarible、OpenSeaともにイーサリアムブロックチェーンを基盤としていますが、Raribleには独自トークンのRARIがあります。
ユーザーはRaribleで取引を行うだけで獲得できるため、単純な売買益だけではない魅力があるのです。

Raribleの特徴

rarible 特徴

Raribleは主にデジタルアートのNFT作品を取り扱っており、先ほど触れた通り独自トークンのRARIトークンが得られます。利用者数だけを見るとOpenSeaより小さいマーケットプレイスに見えてしまいますが、2021年には約110億円の資金調達を達成しており、取引量も約24億円になるほどです。

また、サービス提供開始時から操作画面の使いやすさ等の評判も良く、初心者が最初に利用するプラットフォームとしても人気になっています。ここからは、Raribleの特徴を以下3つに絞ってより詳しく見ていきましょう。

  • 作成したNFTのロイヤリティを得ることができる
  • 得られるロイヤリティの設定が自由
  • 独自の仮想通貨を得られる

作成したNFTのロイヤリティを得ることができる

Raribleでは作成したNFTのロイヤリティを得ることが可能であり、自身の作品が2次流通(転売)された場合は一定割合の報酬が受け取れるようになっています。そのため一度作成したNFTにロイヤリティを設定しておけば、半永久的に報酬が得られるシステムとなっており、市場のクリエイターにとって有用な仕組みを採用しているのです。

得られるロイヤリティの設定が自由

Raribleでは2次流通で得られるロイヤリティの割合を自由に設定することができます。標準のロイヤリティは10%に設定されており、この場合は転売される度に販売価格の10%が作成者に付与される仕組みです。

ただし、20%まで引き上げればその分実入りも多くなるため、資産価値が見込める場合は少々強気に設定した方がメリットは大きいでしょう。

独自の仮想通貨を得られる

Raribleでは独自に発行しているRARIトークンを、NFTを売買する度に獲得できます。RARIトークンはNFTの購入資金に使えるだけでなく、Raribleの運営に関わる議決権を持つことが可能となるため、より深い取引が行いたい場合は積極的に獲得していきましょう。

Raribleのこれからの展望

rarible 展望

Raribleは現在着実に知名度を高めており、様々な企業と提携していることもユーザーの注目を集めています。たとえば、2021年3月にパートナーシップを結んだdoubtl jump.tokyoは、ブロックチェーンゲームのマイクリプトヒーローズを運営している上に、ドラゴンクエストで有名なスクエア・エニックス社とも提携しているまごうことなき第一線の企業です。

また、一部のブロックチェーンゲームではRARIトークンの配布も予定されており、今後よりよりRaribleの存在感が意識されていくでしょう。そして特に注目したいのがOpenSeaとの連携体制であり、マーケットプレイスのツートップがタッグを組めば市場におけるインパクトは絶大な規模となります。

まとめ

本記事ではRaribleとOpenSea、その他のNFTマーケットプレイスを比較しながら解説してきました。利用者数だけでみればOpenSeaと大きな差がついていますが、独自のサービスや特徴、これからの発展性は見劣りしないスペックを誇っており、そもそも両社は競合というよりも連携体制を構築しているパートナー同士です。

また、Raribleは先進的な取り組みを行っていることでも注目を集めているため、今後も期待を超えるサービスを提供してくれる期待が持てます。一方、RaribleとOpenSeaでは得意ジャンルが異なることから、現在比較検討している方は自分の取引したいNFTにあわせて選んでみて下さい。

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