Raribleの独自コントラクトとは?発行方法やメリットについても解説

NFTは現実的な価値が見込めなかったデジタルコンテンツをこの世で唯一の資産に昇華できる技術であり、知財や不動産分野においても幅広く活用されています。

一方、NFTを発行する際に注意したいのが、発行者の名義に関わるコントラクトです。クリエイターにとっては悩みの種になるケースもあるため、本記事では独自コントラクトの発行が可能なRaribleの使い方、メリット・デメリットについても見ていきましょう。

Raribleとは

rarible とは

Raribleは米国の企業が運営するNFTマーケットプレイスであり、ローンチからわずか3ヶ月程度で約3900万ドルの取引額を達成しました。知名度に関しては業界最大手のOpenseaに匹敵しており、数多くのプラットフォームが登場する中でも未だ主要の1社に数えられています。

Raribleの特徴

rarible 特徴

ここからは、Raribleの特徴について見ていきましょう。現在利用を検討している方はぜひ参考にして下さい。

成長速度の高さ

Raribleは現在までに約1億5000万ドルもの売上高を達成しており、以下3つの大手企業から資金を調達することに成功しています。

  • Venrock Capital(ヴェンロック・キャピタル)
  • CoinFund(コインファンド)
  • 01Advisors(ゼロワン・アドバイザース)

具体的な調達額は実に1400万ドル(約15億円)にも昇ることから、成長速度に関しては一線を画しているといって良いでしょう。

ロイヤリティーが設定できる

NFTは自由に転売できる魅力を備えている一方、マーケットプレイスによっては実際に出品したユーザーしか利益が得られません。すなわち大元のクリエイターにはロイヤリティーが支払われないのです。しかし、Raribleなら自身の作品が転売される度に10~20%の報酬が得られるため、資産価値が見込まれるアイテムを出品すれば、継続性の高い収入が得られるでしょう。

RARIを保有できる

RARIとはRaribleが発行する独自トークンであり、保有することで以下のような運営に関する議決権が与えられます。

  • アートの展示方法等
  • 新機能の実装に関する投票
  • 作品を選ぶ権利

また、RARIは取引を行えば販売者と購入者双方に付与される一方、国内の仮想通貨取引所では取り扱っていません。もし効率的に収集したい場合はUniswapといった海外資本の分散型取引所を検討してみて下さい。

NFTのコントラクトとは

コントラクト とは

NFTにおけるコントラクトとはトークンに記録される発行主体のようなものであり、大きく分けて以下の2通りが存在します。

  • クリエイター
  • NFTマーケットプレイス

一見するとコントラクトの名義はクリエイターになりそうですが、実際のところマーケットプレイスが代理で発行を請け負うケースも多く、そういった場合は「発行者=マーケットプレイス」という形になってしまうのです。したがって、もしコントラクトに記録されているマーケットプレイスが倒産した場合はクリエイターが築いてきたブランドが一瞬にして消えてしまうだけでなく、そもそも「自分が作成した」という主張の信憑性も低下するでしょう。

一方、独自コントラクトアドレスが取得できれば「発行者=クリエイター」として半永久的に名前が残るため、これまで取り沙汰されてきた大きな問題の解消に繋がります。

Raribleは独自コントラクトで発行できる

rarible 独自コントラクト

RaribleはNFTを発行する際、大変簡単な操作で独自コントラクトアドレスが取得できます。したがって、クリエイターのブランドが喪失する心配もなく、万が一Rarible自体がなくなったとしても発行者である証明が可能です。

しかしながら、Openseaのように発行者をraribleにすることもできるため、次に解説する独自コントラクトのメリット・デメリットを参考に、どちらが適しているかを判断して下さい。

Raribleの独自コントラクトのメリット

Raribleの独自コントラクトにおけるメリットは以下の通りです。

  • クリエイターが保護される

先ほど触れた通り、クリエイター自身が発行者となることでブランドの保護と発行者という証明が行えるでしょう。NFTマーケットプレイスがなくなってしまった際の心配をする必要もありません。

  • Openseaで販売できる

独自コントラクトで発行した場合、Openseaに紐づけて販売することが可能です。実際のところOpenseaはRaribleの10倍以上ものアクティブユーザーを保有しているため、より多くの販路を確保したければ活用しない手はないでしょう。

Raribleの独自コントラクトのデメリット

独自コントラクトを取得するには高額なガス代が必要とされており、代理発行なら高くても5,000~1万円程度である一方、コントラクトアドレスの取得には4~5万円を想定しておかなくてはなりません。

しかし、目立ったデメリットはこのコストの部分のみといっても過言ではなく、商標権や権利を購入したものと思えば決して高い買い物ではないでしょう。自身がリリースする作品にかけた熱意や手間、今後見込める資産価値といった総合面で判断して下さい。

Raribleの今後の展望

rarible 今後の展望

独自コントラクトが簡単に発行できるRaribleは、今後も有望なマーケットプレイスとして注目されています。ただし、同様に想定しておくべきリスクも存在するため、ここから解説する内容をきちんと押さえておきましょう。

アクティブユーザーの増加

2021年はまさにNFTバブルの最盛期とも言える年であり、75億円で落札されたBeepleの作品はその火付け役となりました。また、クリエイターにとっては更なる販路の拡大に繋がるだけでなく、Raribleのロイヤリティーシステムを活用すれば半永久的な収入源の形成にも役立つでしょう。

そのため、市場全体の需要が高まればマーケットプレイスのアクティブユーザー数も増加する可能性があり、より革新的なプラットフォームに成長する期待も持てます。

RARIの発行枚数過多によるインフレリスク

RARIは魅力的な機能や特典を備えた仮想通貨ですが、Raribleの取引量に応じて発行されていることから、枚数が増えてインフレを起こす懸念がされています。資産価値に直結する大きな問題であるため、今後の動向には注意しておくべきです。

DAOの活用

DAOとは自律分散型組織を指しており、管理者を持たず構成ユーザーそれぞれが自由度を持って行動できる特徴を持っています。そして、DAOを採用しているからこそRARIのフレキシブルな運営が行える反面、ガス代が高騰すると新規クリエイターの参入が低下する要因となり、一部がRARIを独占し得る欠点があるのです。

したがって、今後の対策に関しては多くの注目が集まっており、同時にNFTを取引する上ではアンテナを張っておくべきポイントと言えます。

まとめ

今回はNFTのコントラクトやRaribleの特徴、独自コントラクトのメリット・デメリットについて解説してきました。独自コントラクトはクリエイターのブランド保護に役立つだけでなく、マーケットプレイスが撤退した際の懸念要素も解消できます。

一方、ガス代が高額となるデメリットも存在するため、NFTを発行する際は本記事を参考に最適な方法を選んでいきましょう。

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