NFT市場は近年一層の盛り上がりを見せており、今やクリエイターだけでなく芸能業界においても大きな注目を集めています。
一方、NFTを売買するにはマーケットプレイスが必要不可欠ですが、数ある中でもRaribleは特におすすめのプラットフォームです。
操作性に富んだインターフェイスや安価な価格相場が魅力のプラットフォームであるため、アカウント発行や出品方法といった基本知識をきちんと把握しておきましょう。
Raribleとは
Raribleは2020年に米国でローンチしたNFTマーケットプレイスであり、業界大手のOpenseaと並ぶほどの知名度を誇っています。また、新規ユーザーの取り込みを意識した使いやすく分かりやすいインターフェイスが魅力となっており、これまで経験のない初心者が利用するには最適なプラットフォームとして紹介されることも少なくありません。
そして、Raribleで出品されているアイテムは他のマーケットプレイスよりも比較的安価という特徴もあることから、資金が潤沢ではない方でも気軽に参入できるでしょう。
Raribleのメリット
Raribleは多くのメリットを備えていますが、その中でも特に注目したいのは「RARI」という独自のトークンです。RARIは販売や購入を行って獲得する仕組みであり、保有量に応じてマーケットプレイス全体における運営の議決権が得られます。
より深くNFTの世界に入り込みたい方には魅力的な要素といえるでしょう。
Raribleのデメリット
Raribleは操作性の高いプラットフォームに仕上がっているものの、海外資本であることから依然として日本語に対応しきれていないデメリットがあります。ただ、英語ができなければ一切利用できないわけではなく、ある程度慣れて操作方法を覚えてしまえばほとんどの場合は問題ないでしょう。
Raribleの使い方
Raribleの概要を解説したところで、ここからはアカウント発行等の具体的な方法を見ていきましょう。簡単な手続きで手早く始められるため、初心者はぜひ参考にして下さい。
アカウント発行
Raribleはオンラインウォレットのアドレスを紐づけてアカウントが発行できることから、誰でも手早く取引が始められる仕様となっています。まずは公式サイトにアクセスして、右上の「Sign In」をクリックして下さい。
参照:Rarible
下図の画面に移行したら、自身が使用しているオンラインウォレットを選択しましょう。参考までに、Metamaskは最も知名度が高く信頼性も申し分ないため、初心者はぜひ利用してみて下さい。
参照:Rarible
そして、以下画面右下の「次へ」をクリックしましょう。
参照:Rarible
次に自身のアカウント名を確認して「接続」から先に進みます。
参照:Rarible
最後にRaribleの利用規約を確認して「同意」を選択すれば、オンラインウォレットとの連携は完了です。この段階でアカウントも発行されているため、時間のない方でも手早く簡単に済ませられるでしょう。
購入方法
次はRaribleの購入方法を確認しましょう。まずはトップ画面の「Explore」から好みのアイテムを探すか、左上の検索窓にキーワードを入力して下さい。
参照:Rarible
そして、気になるNFTを見つけたらクリックして、以下詳細画面に移行します。
参照:Rarible
基本的には右下黄色枠から「buy(購入)」と「bid(入札)」のいずれかを選択する形ですが、出品者の設定によってはオークション形式の入札しか行えない点には注意して下さい。次にボタンをクリックすると自身のオンラインウォレットが開かれるため、購入金額とガス代を支払えば完了です。
全体の取引量に応じて処理時間やガス代が変動するため、あらかじめ確認して進めましょう。
出品方法
Raribleは購入と同じく出品方法も簡便な仕様となっています。まずはトップ画面右上に表示された「作成する」をクリックして下さい。
参照:Rarible
下図の画面が表示されたら、以下2通りの発行方法を選んでいきましょう。
- シングル…NFTを一点だけ発行
- マルチ…複数のNFTを発行
本記事では最も基本的なシングルを選択します。
参照:Rarible
そして、「Choose File」をクリックして自身が保有しているデジタルコンテンツの中から出品したいものをアップロードして下さい。
参照:Rarible
アップロードが完了すると下図の画面が表示されるため、以下内容を入力します。
- 名前
- 説明
- 販売価格
- ロイヤリティ(第三者がこのNFTを売却した時の手数料)
- コレクションの選択(RARI規格か独自のトークンにするか)
プレビューから仕上がりをチェックすることも忘れないようにしましょう。
参照:Rarible
必要事項を入力して「Create item」をクリックすると、オンラインウォレットが起動します。最後に「売り注文を認証する」を選択すれば出品手続きは完了です。
仮想通貨RARIの入手方法
RARIを入手する主な方法は以下3通りとなっており、資産価値が見込める仮想通貨として様々な投資家から注目されています。
- Airdrop
AirdropとはRaribleが発行したトークンをユーザーに対して無料配布するキャンペーンです。開催時期は不定期であるため、公式サイトのアナウンスを欠かさずチェックしておきましょう。
- Uniswap
一般的な仮想通貨取引所は証券会社等の企業によって運営されていますが、Uniswapはそういった管理者の存在しない「分散型取引所」を指しています。RARIはもちろんその他のマイナーな銘柄が取引できるため、興味のある方はぜひ利用してみて下さい。
- Raribleで取引する
Raribleでの取引は最も一般的且つ確実な方法といえるでしょう。ガス代の支払いにイーサリアムが必要ですが、出品と購入どちらでも獲得できます。
まとめ
本記事ではRaribleの概要やメリット、具体的な使い方についても解説してきました。Raribleはインターフェイスが分かりやすく安価なアイテムが多いマーケットプレイスであり、独自トークンのRARIはユーザーにとっての新たな魅力として人気があります。
もちろん初心者でも手早くシンプルな手順で始められるため、本記事で興味を持った方はぜひ無料アカウントの発行から始めてみて下さい。