現在の市場には数多くのNFTマーケットプレイスがリリースされており、各々が利便性の高いサービスを提供してユーザーの資産形成に寄与しています。
そして効果的な運用のためには、可能な限りメリットが多くトレンドに沿った商品を取り扱っているものを選ぶ必要があるでしょう。
そこで今回は、仮想通貨取引所が運営していることでも注目度の高いCoincheck NFT(β版)(以下:Coincheck NFT)の使い方や最新の取扱い商品を解説していきます。
Coincheck NFTとは?
ここではまず、主要マーケットプレイスの1つに数えられるCoincheck NFTの基本的な情報について整理していきましょう。現在のバブル市場においては欠かすことのできないポイントでもあるため、是非参考にして下さい。
仮想通貨取引所が運営する国内初のマーケットプレイス
2021年3月にリリースされたCoincheck NFTは、市場で大きな需要を誇る主要仮想通貨取引所による新サービスであることに加えて、業界初の国内マーケットプレイスとして多くのユーザーから注目を集めました。
ブロックチェーンを活用して発行するNFTと多数の仮想通貨を取り扱っているスペックの親和性は当然高く、1社のプラットフォーム内に集約された機能は他社と一線を画しているといえるでしょう。
リリースから一週間で利用者が1万人を超える
Coincheck NFTの有用性はリリースからわずか一週間で達成した1万2,000人というユーザー数からもうかがい知ることができます。
また、二か月が経った頃には倍の2万5,000人に到達しており、表面的な話題性だけではなく、NFTマーケットプレイスとしての確かなスペックに基づいた需要といえるでしょう。
当然現在においても主要の1社として積極的に事業提携や取扱い商品の拡大に取り組んでおり、今後の更なる発展が期待されています。
Coincheck NFTのメリット
Coincheck NFTは業界内でもユーザーファーストといえるメリットが多くなっているため、現在利用を検討している方はしっかり把握しておきましょう。
購入時のガス代が無料
NFTはブロックチェーン上で発行する仕組みであることから、新たな取引(トランザクション)を処理するためにマイニングというブロック精製作業が必要となります。
そしてその作業者であるマイナーに対して手数料(通称:ガス代)を支払うのが基本的な仕組みであり、現在は需要の拡大に伴って1回あたり5,000円にまで高騰していることが市場全体の問題として提唱されています。
一方、Coincheck NFTではそのガス代自体を購入時に徴収しておらず、ユーザーにとっては大きなメリットといえるでしょう。
ただし、オンラインウォレットへNFTを格納する場合等はコストが発生するため、実際に利用する際はガイドラインをよく確認して下さい。
対応している仮想通貨が豊富
マーケットプレイスでNFTを取引する際には、イーサリアムを始めとする仮想通貨を利用するのが一般的であり、たとえば主要の1社に数えられるOpenseaでは3~4種類程度に対応しています。
しかし、Coincheck NFTはそれを大幅に超える13種類に対応しており、仮想通貨取引所の機能をあわせ持っているからこそ享受できるメリットの1つといえるでしょう。
仮想通貨取引所のアカウントをそのまま利用できる
マーケットプレイスのアカウントを開設する際は書類の準備や本人確認等が煩雑になることも多くなっていますが、Coincheck NFTは仮想通貨取引所の口座を持っていれば情報をそのまま移行できるため、大変手早く利用することが可能です。
また、NFTを取引するためにはメタマスク等のオンラインウォレットを準備する必要がありますが、こちらの手続きも基本的に数十分、慣れていなくても1時間程度で完結させることが可能です。
Coincheck NFTの使い方
次はCoincheck NFTの具体的な使い方をアカウント開設、購入、販売に分けて解説していきますので、スムーズに手続きできるようしっかり押さえておきましょう。
アカウントの開設方法
まずはCoincheckの公式サイトにアクセスして「会員登録」をクリックしましょう。

そして次に表示される画面でメールアドレスと希望のパスワードを入力していきます。

そして仮登録用のメールがすぐに送信されますので、犯罪行為にかかる重要事項の承諾や本人確認手続きを進めましょう。
後日情報が記載されたハガキを受け取って、再度手続きをすれば本登録が完了し、Coincheckトップ画面から「Coincheck NFT(β版)」にアクセスできるようになります。
この際、事前にアカウントへ入金を済ませてNFT取引に利用するイーサリアムを忘れずに購入しておきましょう。また、既に同社で仮想通貨を取引している方は一連の開設手続きは必要ありません。
購入方法
Coincheck NFTのトップ画面には、現在マーケットプレイスに入庫されているNFTの全てがが一覧表示されているため、「出品中」と表示されているものを選ぶようにしましょう。
気に入ったアイテムをクリックすると購入画面へ移行しますので、出品者が指定している取引可能な仮想通貨と自身が保有しているものがマッチしていることを確認して「購入確認」から「購入」をクリックすれば完了です。
また、先ほど解説した通りこの時点でガス代等の手数料が徴収されることはないため、シンプルに購入代金だけを準備しておけば問題ありません。
販売方法
マーケットプレイスに出品したい場合は、まずメタマスク等のオンラインウォレットを開設して、自身のNFTを格納しましょう。
開設方法は非常にシンプルであり、以下の公式サイトへアクセスしてメールアドレスを始めとする情報を入力していきます。

アプリをダウンロードしてマーケットプレイスのアカウントと紐づければ、マイページから自身のNFTを「入庫」することが可能です。そして入庫リストから出品を希望するものをクリックして、取引に対応する仮想通貨を選択、ガス代を支払えば完了です。
ちなみに先ほどの手順で購入したNFTを外部に持ちだしたい場合は、ガス代とは異なる通常の手数料を支払ってメタマスクへ「出庫」する必要があるため、一連の流れを覚えておくようにしましょう。
Coincheck NFTの取扱い商品
Coincheck NFTはリリースされて間もないながら、話題性のある人気商品を積極的に取り扱っていることも特徴です。効率的な運用のために、ここで解説する代表的な人気コンテンツを是非参考にして下さい。
Crypto Spells(クリプトスペルズ)

Crypto Spellsは日本最大級のブロックチェーンゲームであり、NFTとして発行されるキャラクターカードを使用して遊ぶこともできれば、ユーザー間での売買も可能となっています。
また、ブロックチェーンの機能を利用して自身のオリジナルを作成できる自由度の高さも相まって、2019年のリリース初日に約2,000万円の売上を達成してから現在に至るまで、トップクラスの人気を誇っているビッグコンテンツです。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)

2021年6月に取扱いを開始したThe sandboxは、仮想空間上に存在する土地(通称:LAND)をNFTとして売買できる従来にはなかったブロックチェーンゲームです。
通常のオンラインゲームでは当然ただのデータに過ぎませんが、唯一性を付与するNFTの特性によって現実と違わない資産価値を伴う土地の売買が可能であり、リリースからわずか8分程度で完売という記録を達成しました。
ちなみにゲーム内では自身の所有区画上に別のNFTアイテムを配置して仮想商店を開き、ユーザー同士でビジネスを確立、そして無料提供されているツールを利用して独自のゲームをLAND上に展開できることから、人間の活動拠点を仮想空間に移行させる先駆けのような期待もされています。
SORARE(ソラレ)

SORAREは現実に活躍している有名サッカー選手を多数起用したNFTトレーディングカードであり、現実の試合内容と連動しつつ仮想空間上でも資産的価値を伴う新しい娯楽として、ファンタジーフットボールという新たなジャンルを確立したことが話題に挙がっています。
具体的には、SO5 Fantasyというシステムにユーザーが集い、実際にプレイしている選手の成績や倍率を掛け合わせたスコアの合計で競うといったもので、ローンチした初動の入金額は月間約1,000ETH(約2億7,000万円)とバブルに近い様相を呈しており、現在に至ってはその数倍と試算されています。
実際のところこういったスポーツとのコラボレーションはNFTの王道になっている傾向もあり、有名バスケ選手のトレーディングカードを取り扱っているDapper Labs(ダッパーラボ)社のNBA Top Shotも、市場において数千万円で売買されるほどの経済効果を生み出しています。
まとめ
今回は国内初のマーケットプレイスであるCoincheck NFTのメリットや取扱い商品について解説してきました。
1つのアカウントで仮想通貨取引所の機能もワンストップ利用できる利便性は、他社と一線を画したサービスであり、購入時にガス代が発生しないポイントも大変魅力的となっています。
また、取扱い商品を積極的に増やす姿勢は今後のポテンシャルを更に拡大させる要素でもあるため、現在NFT取引を検討している方は、まずCoincheck NFTの無料アカウント開設から始めてみて下さい。