NFTの市場規模の今後と現状を解説(日本・海外)

NFTをニュース等で目にする機会が増えていますが、着実に注目度が上がっています。

これは、日本だけでなく世界的にも同じ傾向にあり、大手企業もこぞってNFTビジネスに参入しようとしているのです。また、今後の成長も見込まれるなど、今からNFTに注目し始めても遅くありません。

では、具体的にNFTはどのような市場規模となっているのでしょうか? この記事では、NTFの市場規模と今後の展望について解説します。

NFTの市場規模とトレンド

NFTの市場規模は拡大し続けているのですが、具体的にどれほどの規模を確保しているのでしょうか? ここでは、日本および世界におけるNFTの市場規模と、トレンドについて紹介します。

日本におけるNFTの市場規模

一般社団法人日本暗号資産取引業協会.暗号資産取引についての年間報告(2019年度)によると、2017年に暗号資産が日本の法律に規定されて以来急激に増加し、2019年度の1年間では707十億米ドル(76.9兆円)に達しています

ただし、NFTの正確な市場規模を示す調査等は行われていませんが、日本においても特に2021年に入ってNFTに関する事例が数多く見られます。高価格で取引されており、投機バブルという見方もあればICOの再来といった見立ても多いです。

NFTは、技術面で言えばデジタル証券といった既存のブロックチェーン技術と同種に位置付けられることが多いです。
日本におけるNFTは、世界的な傾向と同じくゲーム分野で利用が始まりました。

ゲームのキャラクターやアイテムを他のゲームで使用したり、プレーヤー同士で交換できます。

他にも、デジタルコンテンツ全般へと利用領域が拡大しており、さらにIoT機器を用いた実際の物品との紐付けも見られます。
特に、コレクションアイテムのNFT化によりNFT購入者層が拡大しているのです。

世界のNFT市場規模

日本総研が発表した「NFT(Non-Fungible Token)に関する動向」によると、2021年に入って市場が急拡大しており、1〜3月期で約15億ドルの取引が行われました。

これは、暗号資産市場全体の規模である2兆ドル0.1%未満となっていますので、暗号資産やファンジブルトークンの取引に与える影響は、まだ大きくありません。

3月に大きく市場規模が成長した要因として、アメリカにおける経済対策である1,400ドルの現金給付が2021年3月11日大統領書名によって行われ、この流入の影響が大きいと見られています。

傾向としては、取引額の半数以上をNBA Top Shot と CryptoPunksというデジタルコレクションが占めています。

NBA Top Shotは、世界的な人気を誇るバスケットボールリーグであるNBAを題材とした、デジタルトレカです。

昨今では、スター選手であるダラス・マーベリックス所属のルカ・ドンチッチのサイン入りロゴマンルーキーカードが、約4億9000万円で落札されたことは大きな話題を呼びました。

また、バスケットボール界のレジェンドであるマイケル・ジョーダンやケビン・デュラントらから、3億500万ドルもの資金調達したことも話題となりました。このように、投資家からも確実に注目を集める存在となっています。

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NFTの市場規模はなぜ拡大しているのか?

NFTの市場規模は確実に拡大を遂げているのですが、それには大きな理由があるのです。

これには、世界情勢とマッチした側面もあれば、技術的に優れているという点も見逃せません。ここではNFTの市場規模が拡大している理由を3つ紹介します。

新型コロナウイルスによる巣ごもり

新型コロナウイルスは、私たちの生活を大きく一変させました。今までは当たり前のように外出できていたものが、自粛しなければならない状況が続いています。

これは世界的にも同じ傾向にあるのですが、実はこれがNFTの市場規模を拡大させる理由となっているのです。実例として、リフォームを手がける会社が実際のリフォーム業務が行えなくなったことで、マーズハウスと呼ばれるNFTを用いたデジタルNFT住宅を売り出したところ、なんと50万ドルを超える高額で売却されました。

マーズハウスの購入者は、製作者であるデジタルアーティストのクリスタ・キム氏に対して、なんと288イーサ(約5,600万円)を支払ったことは大きな話題を呼びました。

マーズハウスは、パンデミックの間にロックダウン措置が取られたのがきっかけでひらめいたのがきっかけです。本例以外でも、巣ごもりによって多くのクリエイターがNFTでコンテンツ販売しはじめた、また利用者も多く投資したという側面があります。

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自分のコンテンツをトラッキングできる

クリエイター側としては、自分が販売したコンテンツがどのような方に購入されたかを知りたいものです。これは、市場のニーズを把握するというだけでなく、透明性という意味でも重要です。

特に、今までのアート作品で頻繁に見られたのが二次流通以降の売買であり、二次流通以降は作者が一切関与できませんでした。

その点、ブロックチェーンの仕組みによって、クリエイターが作成した作品が、誰の手にあるのかトラッキングで可能です。また、NFTでは売却される度にその金額から一定額オリジナルのクリエイターの手元に届けられる仕組みも採用できるのです。販売したデジタルコンテンツは、通常ネット上にそのまま残るので他の人もその作品を見ることが可能となるなど、クリエイター側に大きなメリットをもたらすため市場規模が拡大します。

取引可能性が高い

NFTでは、取引可能性という独自の考え方があります。

NFTでは、オーナーシップが特定のサービスベンダーに依存せず、非中央集権的なブロックチェーン上に明記されるのが特徴です。これによって、所有者はビットコインなどと同様に、所有しているNFTを自由に移転することが可能です。

このことを、取引可能性と読んでいます。取引可能性によって、国や既存の枠組みに依存せず従来以上に自由な取引が可能となったことで、市場規模が拡大しています。

NFTの今後の見込み

現時点では大きな拡大を見せているNFTですが、今後はどのような動向が見込まれているのでしょうか。NFTの今後の見込みとしては、主に次に取り上げる2つが見込まれています。

デジタルアーティストの活躍が見込まれる

NFTの魅力の一つに、参入するための敷居が低いという点が挙げられます。

コンテンツ自体を制作すること自体が容易で、さらにツールを使用すればプログラミングの知識がなくても制作できるのが魅力的です。

アーティスト側としては、まずはNFTを発行するブロックチェーンを決定して、トークン規格や対応ウォレット、マーケットプライスを選ぶだけでNFTコンテンツの出品が可能です。今まで出品する機会がなかったアーティストでも、世界に向けて自身のコンテンツを容易に出品できる環境が整備されつつあります。

個人がYouTuberとしてビジネス的に成功するのが当たり前になっていますが、NFTマーケットプレイスを活用して、同様の成功する方も今後増えるのは間違いありません。

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個人でのビジネスが展開される

デジタルアーティストだけではなく、あらゆるジャンルでNFTは企業だけでなく個人にもビジネスチャンスをもたらします。高価な装置などが不要で、個人でも基礎的な知識があればNFTで自身のコンテンツなどを販売できるのです。

特に、ゲーム関連の需要は需要が高いのが実情です。実際に、F1 DELTA timeと呼ばれるブロックチェーンゲーム上のモナコのコースの一部が22万ドルで購入され、実施されたレースで入場料として5%の配当を受け取った投資家がいます。

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NFTは今後も発展が見込まれる

NFTの市場規模や今後の展望について解説しましたが、まだまだ市場規模としてはブロックチェーン全体で言えば数パーセントにも満たない状況です。

ただ、大手企業がNFTに注目しており、特にNBAやNIKEのように積極的に参入して成功を収めている企業もいるのです。また、個人単位でも参入しやすいというメリットを活かして、今後も発展が見込まれます。

もし参入するのであれば、今がチャンスと言えます。

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