不動産領域におけるNFTとは!? デジタル住宅について解説

近年NFTはさまざまな業界から注目を集め、業界内の商品と組み合わせて活用しようという動きが広まりつつあります。そして、不動産業界にも他業界と同様にNFTを活用しようという動きが見られつつあります。

今回は不動産領域においてNFTがどのような影響を与え、将来的にNFTがもたらす不動産業界の可能性について解説していきます。

不動産領域に大きな影響を与えようとしているNFT

不動産業界は、NFTを利用した新たな住宅の形を模索しようと考えています。

デジタル空間において不動産を持ちたいと考える人が増えれば、不動産業界の新たなビジネスチャンスが生まれると考えられているからです。

ここではNFTが持つ特徴と、不動産業界からNFTに対する注目が高まっている理由について解説します。

そもそもNFTとは?

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称であり、仮想通貨等に用いられているブロックチェーン技術を利用して作成された複製や偽造ができないトークンを指しています。

NFTはトークン化することで所有者や製作者が全て記録されるため、絵画やトレーディングカードといったオリジナルが大きな価値を持つ商品については、資産の一種として活発に取引されています。

NFTとして販売することで製作者が独自の付加価値等を付与することも簡単に行えるため、NFTを活用した独自商品の販売も広まっていくと考えられています。

不動産業界がNFTに注目する理由とは?

不動産業界からNFTに対する注目は高まりつつあり、そのきっかけとして新型コロナウイルスの流行が挙げられます。

新型コロナウイルスによって住宅展示会等の対面による営業活動が難しくなり、不動産業界内でVR等を活用した「バーチャル展示会」等を開催する動きが見られました。

これを機に、仮想空間内で営業活動を行い、現実世界で実際に不動産を購入してもらうという流れを作り出そうとする考えが広まりつつあります。

将来的にはNFT住宅を購入してもらうことで顧客に対してデザイン性や機能性を分かりやすく伝え、現実世界でも不動産を購入してもらうということが起こりうると考えられます。

NFTによって生まれた「デジタル住宅」とは?

ここではNFTを用いて作成された「デジタル住宅」の存在について解説します。

デジタル住宅とは仮想空間上に建設された不動産であり、現実には建設されたことがないような素材を使った建築物等も建てることが可能となっています。このデジタル住宅と仮想空間内の不動産の特徴について詳しく解説していきます。

世界初のデジタルNFT住宅「マーズハウス」が誕生

2021年3月に世界初のデジタルNFT住宅である「マーズハウス」が誕生しました。

このマーズハウスは結果として50万ドル以上の価格で売却され、不動産領域におけるNFTの影響力の大きさを感じさせる出来事となりました。マーズハウスは火星上に建てられた住宅というテーマを持っており、材質はほとんどがガラスを用いて作られています。

仮想空間であれば現実世界に建設することが難しく、なかなか買い手がつきにくい建築物でも生み出しやすい環境となっています。

現実世界にもデジタル住宅と同様の建物を建設することが可能

仮想空間上に作られたデジタル住宅は、デザインや機能性が全く同じ建物を現実世界に建設することが可能であるとされています。現実世界の物件は安全性やコスト面を考慮した結果、同じような材質やデザインの住宅が増えつつあります。

しかし、デジタル住宅であれば材質や機能面を度外視した住宅に出会える可能性が高まります。

今後は仮想空間内でお気に入りの物件を見つけ、その物件を同様の建物を現実世界にも建設するという手法が広まっていくと考えられています。

仮想空間の不動産によって実現できることとは?

将来的に仮想空間内では、現実世界でできるほとんどのことが実現可能と予想されています。特に仮想空間内の生活が発展していくほど、拠点となる不動産の存在価値は大きくなっていくといえます。

ここでは仮想空間内で将来的に実現できると考えられる、不動産投資と仮想空間内の店舗出店について詳しく解説します。

デジタル住宅を用いた不動産投資

将来的にデジタル空間内の不動産を用いて不動産投資を行うことが可能になると予想されています。現実世界において不動産投資を行おうと考えた場合、不動産会社や登記関係の手続きに対してさまざまな費用が発生します。

しかし、仮想空間上で土地や建物をトークン化し、登記に関わる手続きも自動化することで従来の不動産投資よりもコストを抑えることが可能となります。

また、デジタル空間に不動産を所有することができれば、劣化や不測の災害等のリスクはほぼゼロにできるといえます。

現実世界の不動産投資では修繕等にかかる管理費用の負担が非常に大きいため、そのコストが削減できれば投資に対するリターンも大きくなると考えられています。

仮想空間の「ユニット」内でショップを出店可能

仮想空間上の空間は「ユニット」という単位で扱われており、1つのユニット内でユニットの所有者が自由に空間をコーディネートすることが可能となっています。

このユニットを企業や個人が購入し、そのユニット内で自分自身のショップを構えるという動きが見られると予想されています。

現時点でもECサイトや個人用のオンラインショップを活用することで、ネット上の取引が可能となっていますが、ユニットを活用することで今まで以上に簡単に自分のショップを持てるようになるといえます。

また仮想空間内のショップであればVR等を用いて実物を自分の目で確認することができるため、高級車や宝石といった高価で直接お店で実物を確認していた商品もユニット内で購入することができるようになると考えられています。

まとめ

現時点では仮想空間内の不動産は仮想空間内の取引に留まっており、現実世界に大きな影響を与えているとは言い難いです。

しかし、将来的に仮想空間内でできることは加速度的に増えていくと予想されているため、NFT住宅等の仮想空間内の不動産についてもデジタル空間にて取引できる環境が整っていくと考えられます。

今後の不動産領域のNFTの活用法について、より一層注目していくことが大切です。

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