新たな投資形態DeFi(分散型金融)とは!? NFTとの違いについても解説

ビットコインの登場を皮切りに、決済や投資商品の新たな可能性を提示してきた仮想通貨ですが、その中でも特に注目されているのがDeFi(分散型金融)という金融システムです。

しかし、大変魅力的な投資形態である一方で従来の仕組みとの違いや利点が理解できないという初心者も未だ多くなっています。そこで今回はDeFiの基本知識やサービス内容、同じく注目されているNFTとの違いについて解説していきます。

DeFi(分散型金融)とは!?

まずはDeFiの基本知識について解説していきますので、NFTや仮想通貨との区別がついていない方は是非押さえておきましょう。

金融仲介を排除した新しい取引プラットフォーム

従来は銀行等の金融機関による仲介が基本であり、そこには手数料の発生や処理スピードの遅延、ユーザーが意図しない取引の停止といった問題が常態化していました。

そこでこれらの解消をコンセプトに開発されたのがDeFi(分散型金融)であり、イーサリアムのブロックチェーンを活用することで特定の管理者を必要とせず、ユーザー同士が送金決済等の取引を管理するオープンファイナンスの形態が実現したのです。

既存取引所との違い

ここで気になるポイントが既存の仮想通貨取引所との違いですが、大手取引所のコインチェック社等は明確な管理主体が存在しており、仮想通貨取引においてはスプレッド等の手数料を徴収していることがほとんどです。

一方、DeFiの1つに数えられるDEX(Discentralized Exchange)という取引所は完全にオートメーション化することで管理主体を必要とせず、取引における手数料も基本的には発生しませんので、既存の取引所と明確な違いがあるといえるでしょう。

Yield Farmingによって需要が急拡大

先ほど解説したDEXはリリース当初ユーザーの浸透度があまり高くなかったことから、全体の流動性についても停滞しており「通貨を取引したくても相手がいない」という状態が頻繁に起こっていました。

しかし、そういった状態を打開してDEXの需要を急拡大させたのがYield Farming(イールドファーミング)というサービスです。

これはユーザーがイーサリアム等の通貨をDEXに融資して流動性を与え、その対価に利回りを得ることができる仕組みで、実際のところ銀行預金の数十倍以上の金利がつくため、その人気は現在においても1つのトレンドを形成するに至っています。

DeFiの利点とは

DeFiの基本知識を解説したところで、次は利点について見ていきましょう。

DEXに仮想通貨を貸し付けて金利とガバナンストークンを得る

先ほど触れたDEXのイールドファーミングは別名レンディングサービスとも呼ばれており、実際のところ既存の仮想通貨取引所でも同様のサービスは実施しています。

一方、DEXは以下の2点において秀でていることから、ユーザーにとってより利点の多いサービスに仕上がっています。

・通常の取引所よりも利率が10倍程度高い
・融資の対価としてDEXの基軸になっているガバナンストークンも付与される

ちなみにガバナンストークンは通常の取引所でも売却することができますので、ダイレクトに収益化が可能であり、現在はDeFiの注目によって資産価値も軒並み上昇傾向にあります。

初心者におすすめはステーブルコイン

高い利率が魅力のDEXレンディングサービスですが、注意するべきなのは流動性の高さから価格が乱高下しやすいというポイントです。自身でトレードする必要がないとはいえ損失がでるリスクもありますので、初心者はまずDAI等のステーブルコインから始めましょう。

これは法定通貨であるドルと連動して資産価値が変動するため利率が低い傾向がありますが、同時に暴落リスクも最大限に抑えることができます。ちなみに利率が低いといっても年利30%が相場ですので、銀行預金との大きな差は健在といえるでしょう。

DeFi関連銘柄を購入する

もう1つの利点はDeFi関連銘柄の購入です。

先ほど解説した通りレンディングサービスの対価としてガバナンストークンも付与され、出資者が多くなるほど市場における資産価値も比例して高まっていきます。

・Uniswap
・Chainlink
・Wrapped Bitcoin

一方、現在は100種類を超える銘柄が存在していますので、自身でも気になるものがあれば積極的にリサーチしてみて下さい。

DeFiの課題

次はDeFiにおいて提唱されている今後の課題について見ていきましょう。今後運用していく上では注意するべきポイントでもありますので、しっかり押さえて下さい。

ICOと同じように法規制が設けられる可能性がある

仮想通貨の代表的な利用用途の1つに株式のように発行して資金を調達するICOというものがあり、リリース当初は文字通り誰でも利用できることから大きな需要を誇っていました。

しかし、しばらく経つと厳格な審査基準が設けられたことでユーザーは縮小し、利用率についても落ち着いてしまった傾向があります。

そして現在リリースから間もないDeFiについても、今後ICOのように法規制が敷かれる可能性がゼロではなく、運用する際はこまめに動向をチェックしておく必要があるでしょう。

ローンチしたばかりのDEXはハッキング被害が懸念される

DEXの数は現在大変多くなっていますが、ローンチから間もない場合はハッキング被害に見舞われやすい傾向がありますので、初心者は基本的にUniSwap等の大手どころを利用するのがおすすめです。

もし小規模なDEXを検討する際は、最低でもローンチから1ヶ月以上経過しているところを利用するようにしましょう。

NFTとの違いとそれぞれの魅力

ここからは昨今バブルを形成しているNFTとの違いやそれぞれの魅力について解説していきますので、両者を混同している方は是非参考にして下さい。

用途や利点が異なる

初心者はその違いについて理解しきれていないこともありますが、そもそも両者は用途や利点、目的が明確に異なっています。

NFT…トークン(仮想通貨)の一種

デジタルコンテンツを資産化できる特性を持っており、アートクリエイターとして販売、あるいは将来的な資産価値向上を見込んで保有、転売による差益取引に特化しています。

DeFi…非中央集権型の金融取引システム

ブロックチェーンを利用してユーザー同士が直接金融取引をすることができ、DeFiの仕組みを応用したDEXに仮想通貨を融資して、流動性を提供する対価に金利を得ることができます。

以上の通り、ブロックチェーンという源流は同じでありながら全くジャンルが違いますので、今後運用する際はしっかり押さえておきましょう。

関連銘柄が投資対象になり得る点は同じ

それぞれのジャンルは異なりますが、NFTであればマーケットプレイスの基軸通貨、DeFiはDEXのガバナンストークンが関連銘柄に定義され、市場価値が向上することで有望な投資対象となる点は共通しているといえるでしょう。

NFT・DeFiの魅力とは

両者には以下のような際立った魅力があり、市場に新たな潮流をもたらした技術となっています。

・NFT…デジタルアートや写真、動画クリエイター達に新たな活躍の場を与え、転売することで数千万円の資産を得られるチャンスが平等に与えられています。

・DeFi…新興国等の銀行口座を持たない人々が簡単にドルを取引することができ、手数料を削減してスピーディーに資金を移動することが可能です。

加えて銀行預金よりも金利が大幅に高いポイントも魅力の1つとなっています。

このように、それぞれが全く異なった魅力を持ち合わせており、多方面で新たなマネーフローを作り出した技術的革新といえるでしょう。

まとめ

今回はDeFiとNFTの違いやそれぞれの魅力について解説してきました。

これまで様々な点でボトルネックとなっていた金融仲介の省略を目的としたDeFIは、既存スキームの向上だけでなく、新興国等でドルを取引できなかった層に対しても高い効果を発揮している金融システムです。

一方、初心者はNFTとの違いが今一つ理解できないために、レンディングサービス等の利益チャンスを逃しているケースもありますので、本記事を参考に是非チャレンジしていきましょう。

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