【NFT】メタバース(仮想空間)の仕組み・特徴・将来性・やり方を解説!

仮想通貨の誕生から10年余りが経過しましたが、現在においても発展の動きは留まるところを知らず、NFTやDeFi、そしてメタバースの分野にまで波及し始めています。一方、仮想空間というボンヤリとしたイメージは持っていつつも、具体的な仕組みや将来性を理解できていない方も多いでしょう。

そこで本記事では、メタバースの基本知識や活用方法等を解説します。現在有望な分野の一角であるため、ぜひ参考にして下さい。

メタバースとは

メタバース とは

まずは近年話題になっているメタバースの概要について解説します。一般的にまだ浸透していない領域ですが、実は以前からブロックチェーン界隈では注目を集めていました。

今後の市場では途方もない規模に成長する可能性もあるため、今のうちにきちんと把握しておきましょう。

三次元の仮想空間

メタバースは一言で表すと「オンラインに存在する三次元の仮想空間」であり、様々な種類の総称をメタバースと呼んでいます。ユーザーは自身の分身となる「アバター」を介して仮想空間で行動することが可能となり、他ユーザーとの交流・ゲーム内アクションの実行・アイテム収集といった「生活」が実現するのです。

参考までに、マインクラフトやどうぶつの森等は似通った概念のシステムであることから、これまでプレイした経験のある方はすぐに順応できるでしょう。

ブロックチェーン技術の応用

仮想通貨やNFTはネットワーク上の記録を世界中のデバイスに分散保存することで安全性を保っており、当然ブロックチェーンベースのメタバースにも同様の機能が搭載されています。さらに、メタバース内のアイテムをNFTとして構築できるため、従来のオンラインゲームでは叶わなかった、「現実」を限りなく再現しているのです。

メタバースの特徴

メタバース 特徴

ブロックチェーン技術を応用したメタバースは、これまでよりも現実に近い世界を再現しつつ、非日常体験に関しても味わえます。ここではより理解を深めるために、以下3つのポイントについて見ていきましょう。

  • 地理的制限がない
  • リアリティ要素を加えた非日常
  • 現実的な資産が得られる

地理的な制限が存在しない

メタバースはインターネットに接続された仮想空間であるため、現実世界のように地理的要素による国境や距離の限界自体が存在しません。したがって、世界各国のユーザーが1つの空間で交流することが可能となり、時差さえ考慮すればいつでも気軽に海の向こうにいる友人と会えるのです。

また、各国の物価や土地特有の慣習、宗教差別も少なく、よりボーダーレスな世界が体感できるでしょう。

リアリティ要素を備えた非日常

メタバースはリアリティ要素と非日常性の両方を持ち合わせている魅力的な空間です。したがって、現実世界のようなコミュニケーションや活動ができる一方、物理的限界を超えた様々な体験が行えるでしょう。

たとえば、「空に浮かぶ市役所」「海底のゲームセンター」といったほとんど空想といってもいい施設も構築可能であり、当然NFTや仮想通貨を用いて現実と全く同じ機能や価値を持たせられます。

現実的な資産が得られる

先ほど触れた通り、メタバースはブロックチェーンで構築されていることから、他のユーザーとやり取りする金銭は仮想通貨や法定通貨、そして売買の対象物はNFTとなります。すなわちメタバース内の活動は「現実の労働」とほぼ同じ性質を持っており、従来のオンラインゲームでは到底技術が及ばなかった領域に踏み込んでいるのです。

そして、さらに注目しておきたいのは、信頼性向上による社会インフラ導入の可能性でしょう。足を運んで住民票を取得し、払い込み用紙で水道料金を支払っていた旧態依然の仕組みがメタバースに取り込まれれば、極論家から一歩も出ずに手続きが行えます。

実際のところ今の段階ではあくまでも想像に過ぎませんが、不可能と思われていたモデルを実現してきたブロックチェーンなら、もしかすればあり得るかもしれません。

メタバースにおけるNFTの活用方法

メタバース NFT活用方法

ここからは、メタバースにおけるNFTの具体的な活用方法について見ていきましょう。今後到来するメタバースで有利に立ち回るためにも、ぜひ参考にして下さい。

NFTとは

NFTとはデジタルデータに固有情報を設定して、唯一性を付与するトークン技術の一種であり、ブロックチェーン技術を活用することで現在の技術では実質改ざんができない仕組みを確立しました。市場における初出は仮想通貨の後発にあたる2017年とされていますが、知名度や経済規模に関しては既に遜色ないレベルにまで拡大しており、トレカやライブチケット、デジタルファッションと様々な分野で利用されています。

活用方法

デジタルデータとの組み合わせによって加速度的な成長を見せてきたNFTですが、メタバースではさらに一歩進んだ活用がされているのです。たとえば、メタバースはゲームと同様アイテムや土地のNFT化が可能となっており、装飾品どころかアバターさえもNFTとして売買できます。

また不動産やアート作品のギャラリー・ショールームも展開すれば、そのまま収益が得られるビジネスとなり、完全オリジナルのゲームを陳列して利用料金を得ることもできるでしょう。

メタバースにおけるNFTの活用事例

メタバース NFT活用事例

ここからは、メタバースにおけるNFTの活用事例を見ていきましょう。極めて自由度の高いプラットフォームであるため、今後自身が行うビジネスモデルとしても役立ててください。

メタアニ

「メタアニ」とはアート作品としてNFT化されたアバターを指しており、世界最大規模のクリプトアート展示会である「クリプトアートフェス」を開催したメケゾー氏とバーチャルユーチューバーであるミソシタ氏によって主催されたプロジェクトで知られるところとなりました。人間のように同一のデザインが1つも存在しないポイントが最大の特徴であり、メタバースに構築されるメタアニランドを始め、複数のプラットフォームで「個性」を主張する利用に繋がる予想がされています。

オタクコイン画廊

一般社団法人オタクコイン協会は、ブロックチェーンを介したジャパニメーションの普及を目指しており、これまでにもNFT関連事業者と様々なプロジェクトに取り組んでいます。そして、2021年6月にメタバースである「Decentraland」において開催した「オタクコイン画廊」は、BCG(ブロックチェーンゲーム)業界の一線で活躍するCryptoGames社との共同活動として大きな注目を集めました。

参考までに、数々の展示物は現在OpenSeaにて二次流通されています。

メタバースが注目される理由

メタバース 注目の理由

メタバースはSFやアニメに登場するような「空想」ではなく、既にインターネット上に存在するユーザーが交流する場、あるいは経済活動のステージとして認識され始めています。当然これからの発展にも大きな期待が寄せられているため、ここからは注目を集めている3つの理由についてより詳しく見ていきましょう。

NFTとの親和性

ブロックチェーンに端を発するメタバースは当然NFTとの親和性も高く、現実的に価値を持ちえなかった仮想のアイテムが「今目の前にある」モノやサービスと同等の対価で取引され得るプラットフォームとなっています。事実、イーサリアムブロックチェーンにて構築されているDecentralandでは現実さながらの美術オークションの形式でNFTが販売されました。

社会インフラが導入される可能性

2020年から拡大したウイルスパンデミックにより、世界経済はリアル環境からオンラインプラットフォームへ移行、多くの行政の手続きも専用端末やインターネットで完結する環境が整いました。そして、そういった流れはメタバースにも適用される可能性があり、細田守監督の「サマーウォーズ」のように厳格な法規制が敷かれた社会インフラが導入される期待も持てるでしょう。

コミュニケーション手段の変化

コロナウイルスは経済活動だけでなく、人同士のコミュニケーションの在り方も変貌させました。事実、在宅時間の増加とインターネット利用率の急激な上昇、そして海を跨いだ世界中の人々とのネットワークがより強固に確立されているのです。

また、ZOOMやSkypeといったオンラインツールには時短効果もあることから、よりスマートなビジネスモデルの実現に寄与しています。

メタバースの将来性

メタバース 将来性

メタバースの概要を解説したところで、ここからは肝心な将来性についても確認しておきましょう。NFT・ブロックチェーンを活用したプラットフォームとはいえ、全体的には未だ発展途上の域をでません。

しかし、同時にその現状は今後の伸びしろでもあるため、より優位性を持って立ち回れるよう、きちんと把握しておく必要があります。

新たな企業の参入

ブロックチェーンを活用したメタバースは将来的に数百兆円規模の巨大市場に成長することが見込まれており、今の段階からから参入を検討している企業も少なくありません。たとえば、高級ブランドのGUCCIや様々なファッションを手掛けるナイキといったアパレル分野も高い興味を示しており、「パソコンでウィンドウショッピング」が行えるプラットフォームを開発し始めているのです。

そして特に注目するべきは、SNSの普及によって世界有数の企業に名を連ねているFacebook社でしょう。2021年にメタバースへの本格参入を表明しただけでなく、社名も「META」に変更したニュースは甚大なインパクトを市場に与え、今後ほぼ確実に新興領域をリードする存在となる予想がされています。

投資目的での取引

メタバースはマーケットプレイスや企業の新事業と深い繋がりを持っていることから、様々なポテンシャルを内包した投資対象としても注目されています。事実、海外ではメタバースの開発プロジェクトに特化したファンドも誕生するほどであり、資金提供に乗り出す投資家も少なくありません。

もちろん将来的にどれほど資金が流入するかも、注目しておくべき成長要因の一つです。

メタバースの互換性

ブロックチェーンは同一プラットフォームにおける互換性を持ちつつ、開発環境が異なる場合はアイテムの相互取引が行えないデメリットがあります。たとえば、ビットコインで作られたNFTはイーサリアムには持ち込めない、といったイメージです。

そして、そういった弊害はコミュニティの拡散や規模の拡張性低下に直結しますが、メタバースの構築環境に中枢となる「ハブ」を設けて解決する動きもあります。もし実装されれば多くのコミュニティを巻き込んだ成長加速と、相互連携によるシナジーが新しいサービスを生み出す期待も持てるでしょう。

メタバースプラットフォーム

メタバース プラットフォーム

次は、現在利用できるメタバースプラットフォームを4つ解説していきます。現在最も注目すべき成長産業の1つとして、ぜひ参考にしてください。

Decentraland

先ほどから登場しているDecentraland (ディセントラランド) は、イーサリアムブロックチェーンに構築されたメタバースであり、MANAというネイティブトークンを発行しています。そして、マーケット内ではアバター・装飾品等のアイテムが販売されており、MANAを利用して土地を購入すれば、オリジナルアプリケーションの開発も可能です。

さらに、土地の持ち分によってはコミュニティ全体の決議にも参加できるため、興味のある方はぜひ検討してみてください。

Enjin Network

Enjin Networkはイーサリアムブロックチェーンで構築されているプラットフォームである一方、メタバースとしての側面も持ち合わせています。NFTやゲーム開発に特化した機能を備えており、ユーザーはENJトークンをNFTとして保有することが可能です。

そして、多くのネットワークがメタバースを構築していることから、市場における有望株の一角として注目しておいた方が良いでしょう。

The Sandbox

同じくイーサリアムブロックチェーンを利用しているThe Sandboxは、Landという土地が売買できる機能に加えて、誰でも簡単に独自のゲームや家が建てられる魅力も備えています。また、ゲーム内で開発したNFTは実際にマーケットプレイスで売却することもできるため、新たな市場としてビジネスが展開されていく可能性もあるでしょう。

Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)

フィリピンの大人気BCGであるAxie Infinityは、Play to Earnはもちろんのこと、現実と同じく土地が所有できます。参考までに、初期投資はキャラクターを揃える代金として数万~20万円程度かかるケースもありますが、現地にはゲームの収益だけで家を購入した猛者もいるほどです。

メタバースの始め方・やり方

メタバース 始め方

先ほど触れた通り、メタバースは現在数多くの種類が存在しますが、それらを始める方法に大きな違いは存在しません。主に以下の手順でプレイできるため、ぜひ参考にしてください。

  • 国内取引所の口座開設と入金

まずは国内の仮想通貨取引所の口座開設を進めていきましょう。最低限ビットコインとイーサリアムが購入できれば基本的にどこでも問題ありませんが、コインチェック等はマーケットプレイスも運営しているためおすすめです。

  • 取引所に送金する

次は海外仮想通貨取引所の口座も開設して、国内取引所で購入した仮想通貨をメタバースに対応しているトークンに換金します。残念ながら現在ワンストップで完結する国内のプラットフォームが存在しないため、必要なステップです。

  • ウォレットに送金する

対応トークンはいつでも利用できるように、オンラインウォレットへ送金しておきましょう。

  • アカウントを登録する

資金面での準備が完了したら、メタバースの公式サイトでアカウント登録を行いましょう。あとは実際にプレイして、第二の現実空間を楽しむのみです。

まとめ

本記事ではメタバースの基本知識や活用事例、そして将来性についても解説してきました。メタバースは比較的新しい領域である一方、未知数の可能性に大きな注目が集まっています。

その中でもNFTとの組み合わせは様々なシナジーを生み出す期待も持てるため、単純なPlay to Earnだけでなく、投資対象としても有望といえるでしょう。しかしながら、現在国内の取引所でメタバースのネイティブトークンを取り扱っているところは存在しないため、コインチェックやバイナンス等、国内外それぞれの口座開設から始めてみてください。

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