NFTとイーサリアムの関係とは?注目される理由を解説

従来の市場価値に大きな影響を与えたNFTは、今や社会的トレンドといっても過言ではないほどの盛り上がりを見せています。

その流れを読み取って、これまで仮想通貨の売買経験がない方の参入も増えており、その勢いはまだまだ衰える様子はないといえるでしょう。

一方、初心者がNFTについてリサーチする際、よく目にするのが「イーサリアム」という仮想通貨です。実際のところ、NFTについて知りたいにも関わらずイーサリアムがフィーチャーされていることに違和感を覚え、更に理解が遠退いてしまう方も多くなっています。

そこで今回は、NFTとイーサリアムの関係や注目される理由について解説していきますので、背景をひも解いて仮想通貨デビューの参考にしていきましょう。

NFTとイーサリアムは密接に関係している

初心者がNFT市場に参入する際に混乱しやすいポイントが「NFTとイーサリアム」についてですが、結論として両者は密接に関係しており、NFTの知識を深めるには押さえておくべき内容といえるでしょう。

イーサリアムとは

イーサリアムとはビットコインに次ぐ時価総額を誇る仮想通貨であり、1つのサーバーを介さず端末毎にデータ送受信を行うP2P(peer-to-peer)を採用することで、高いセキュリティと分散管理の公平性を実現しています。

また、取引情報を管理するブロックチェーンに関してもビットコインから大幅に改良されており、それまでは約10分かかっていたブロック生成が約15秒まで短縮されています。

そしてイーサリアムに搭載されたその他の機能に関しても、後発通貨の発展に大きく貢献しています。

重要なのはイーサリアムのブロックチェーン

イーサリアムのブロックチェーンには、あらかじめ用意された9種類の規格を基に独自トークン(仮想通貨)を発行することができる機能が搭載されています。

具体的には、送金や決済目的のトークンを作りたい場合はERC20というトークン規格をベースに開発するという流れです。そして、リリースから現状までほとんどのNFTはこの「イーサリアムのブロックチェーン」で生成されており、ERC721かERC1155という規格が用いられているのです。

これらの規格はトークンIDとURIというウェブ上の識別子を紐づける特性を持っており、付与されたURIをブロックチェーン上のプログラムで管理することで、以下の情報を確認することができます。

・トークンの作成者
・トークンの所有者
・作成日

これらから分かる通り、NFTのメリットである「デジタルコンテンツに識別情報を付与する」機能は、言い換えればイーサリアムのトークン規格であるERC721とERC1155の機能でもあるのです。

また初心者の方は「イーサリアムのブロックチェーンでNFTは作られている」とイメージすれば、両者の関係性の深さが理解できるでしょう。

NFT取引の主軸になっている

NFTの大部分はイーサリアムのブロックチェーン上で発行されていますので、当然NFTアート等の取引に関しても同様に主軸として利用されています。したがって、今後においてもNFTの需要が拡大するほどイーサリアムとの関係は強固なもとなるでしょう。

イーサリアムが注目されている理由

既に主要通貨として高い需要を誇っているイーサリアムですが、現在市場では再注目の的となっています。そこでここからは、その理由について詳しくみていきましょう。

NFT市場の加熱=イーサリアムの需要再拡大

先ほど解説した通り、イーサリアムのプラットフォームやトークン発行技術はNFTの発展に大変重要な要素となっています。したがって、NFT市場の加熱とイーサリアムの需要再拡大は正比例の関係であり、投資家やユーザーが再注目する大きな理由の1つといえるでしょう。

NFTアートを購入できる

イーサリアムはNFTを生成するプラットフォームとしての機能だけでなく、もちろん仮想通貨としてNFTアートを購入することも可能です。

この背景によって、NFT市場の需要が高まりがダイレクトにイーサリアム自体の取引量増加に繋がり、そういった実需に注目した投資家達によって更に買い増される流れが発生しています。

イーサリアムの今後の課題

イーサリアムでは取引情報を処理する際にマイニングという作業が発生し、それらはマイナーという作業者によって行われるのが基本です。

そしてマイナーは処理件数を抑制、優先度をつけるためにガスリミットと呼ばれる手数料(通称:ガス代)を設定しているのですが、需要拡大によって処理件数が増加したことにより、現状はガス代が高騰しやすくなっている状態となっています。

また、処理件数が増加することで作業スピードが低下し、送金の遅延等が発生するスケーラビリティ問題に関しても同様に危惧されており、それらは今後改善すべき課題として提言されています。

イーサリアムのその他の機能

次に、後発の仮想通貨でも採用されているイーサリアムのその他の機能について見ていきましょう。

スマートコントラクト機能

イーサリアムの代表的な機能の1つであるスマートコントラクトは、ブロックチェーン上に条件を設定することで仮想通貨や不動産、実体がある商品の取引を自動的に実行することができます。

これによって従来よりも業務効率を向上させることが可能となり、第三者を介する際に発生する人的コストについても削減できるようになりました。

また、この技術は後発のクアンタムという仮想通貨でも実装されており、ビジネスマーケットにおいて有用性の高いツールとなっています。

独自トークンが発行できる

NFTの発展にも貢献している独自トークンの発行機能ですが、それより以前に脚光を浴びたのはICO(Initial Cost Offering)という利用用途です。

これは起業や新たなプロジェクトをローンチする際に、自身のトークン(仮想通貨)を投資家に売却して資金を集める手法で、従来の株式の仕組みを仮想通貨に置き換えたものとして多くの企業に利用されました。

まとめ

今回はイーサリアムの仕組みや機能、NFTとの関係性について解説してきました。

現在NFT市場は多くの投資家から注目されており、需要の高まりに併せて初心者でも参入しやすいような取引プラットフォームが用意されています。一方、多くのプラットフォームではイーサリアムを取引通貨に採用していますので、「なぜNFTの売買でイーサリアムを使うのか」「どういった関係があるのか」といったポイントを理解することが、スムーズに参入できるかどうかの鍵となります。

本記事で解説した内容を参考に、是非NFTの知見を深めて下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Scroll to top
Close