NFTが中国でアツい⁉︎中国で拡大しているNFT関連事業について解説

すでにアメリカに迫るほどの経済力を得ている中国ですが、今ではNFTの世界でも覇権を握りつつあります。

これから発展が見込まれる業界で、アメリカを差し置いて真っ先に主導権を握ろうとしているのは事実で、無視できない存在です。事実、中国ではNFT関連事業が拡大しています。

では、具体的にどのようなNFT関連事業が中国で拡大しようとしているのでしょうか?

この記事では、中国におけるNFTの実情について紹介します。

NFTが中国で注目されている理由

NFT 中国で注目の理由

中国では、俄然NFTに関する注目度が高まっています。

ここまでNFTに関する注目度が高まっている理由としては、以下があります。

  • デジタルアートが人気
  • 美術館が財政難に陥っている
  • グラフィティ行為が難しい

それぞれの理由について、より詳しく解説します。

デジタルアートが人気

中国では、NFTに基づいたクリプトアートにフォーカスを当てた、世界初となる大規模な展覧会である「Virtual Niche – Have you ever seen memes in the mirror?」が北京のUCCA Labで2021年3月26日〜4月4日に開催されました。

この「Virtual Niche – Have you ever seen memes in the mirror?」では、デジタルアーティストやBeepleを筆頭に、30人のアーティストによる60点以上のクリプトアート作品が展示されました。

なぜこのような大規模なイベントが北京で開催されたかと言えば、クリプトアートへの理解を深めることが目的です。

クリプトアートが持つ実用的な意味や、新たなカテゴリーのアートがポップやカルチャーにどのようにリンクするのかにチャレンジし、インタラクティブで没入型の体験を提供できるイベントとして好評を博しました。

また、4月9日〜11日には上海の敬華芸術空間で巡回展示されるなど、中国におけるデジタルアート人気が高まっていることを示しています。

美術館が財政難に陥っている

中国は、新型コロナウイルスを比較的抑えることに成功しています。ただ、コロナ禍の影響が少なからず見られているのも事実です。

アートの世界でも、中国国内の美術館が財政難に陥っている事実があります。

美術館は、美術家が新たに作品を披露できる場所として活用されていますが、その場所がなくなることで美術家としては新たな作品の公開場所を探しているのです。

そこで、多くの注目を集めているのがNFTです。

誰でも手軽に作品を公開できるNFTがタイミング良く登場したことにより、一気に利用者が増加しています。

グラフィティ行為が難しい

中国では、社会主義国家であるが故に厳しい言論統制が敷かれています。

代表的な例としてはSNSがあり、中国だけはTwitterではなくウェイボーが普及しており、中国批判と取られる投稿に対して厳しい検閲がされています。

他にも、路上の壁面等に落書きをするグラフィティ行為についても、政治批判としてみなされることから避けられているのです。

落書きは、単なる不快な行為も多く見られますが、バンクシーのように芸術作品として評価されているものもあります。中国の芸術家の中には、NFTにグラフィティアーティストとしての活動場所を見出せると考えられているのです。

これにより、多くのアーティストがNFTで活躍の場を見いだしています。

中国で広がるNFT関連事業

中国 NFT事業

アーティスト側だけでなく、企業側としてもNFTの拡大を見越してさまざまな事業を展開しつつあります。

ここでは、代表的な中国で広がるNFT関連事業の一例を紹介します。

ブロックチェーン企業が大型資金調達

香港に拠点を置くゲーム開発及びブロックチェーン事業を営むAnimoca Brandsという企業があります。

そのAnimoca Brandsが、5,000万米ドルを調達したというニュースが世界中に駆け巡りました。

投資家には、Blue Pool Capital(藍池資本)やCoinbase Ventures、Gobi Partners などが名を連ねており、これだけの資金調達が実現したのです。

NFT を使ってビデオゲーマーにデジタル所有権を得ることに注力しているのですが、投資家であるBlue Pool Capitalには、Alibabaの元フロントマンとして有名な Jack Ma(馬雲)氏の400億米ドルに及ぶファミリーの財産が使用されているのです。

Jack Maといえば、一時期雲隠れしていたことで知られていますが、この事業に投資することでNFTに注目していることが明らかになっています。

音楽サービス内でNFTグッズを提供

Tencent Music(騰訊音楽)では、自社の音楽ストリーミングサービスである「QQ Music(QQ 音楽)」において、2021年8月から「デジタルコレクション」をリリースしました。

Tencent Musicは、このコレクションが NFT 技術を取り入れたものになることを明らかにしているのです。

デジタルコレクションには、動画や音声、デジタルレコード、有名人のグッズなどが含まれる見込みであり、実はリリースの発表より一週間前にNFT 取引プラットフォームである「Huanhe(幻核)」をローンチしました。

音楽配信サービスと言えば、ただ楽曲が配信されているだけと思われがちですが、こそに有名人のグッズなどを絡めることで俄然注目を集めるサービスに進化したのです。

中国人アーティストがNFT不動産を発表

Alibabaが開催した中国有数のクリエイター展覧である「タオバオ・メーカー・フェスティバル」において、中国人アーティストのヘーシャン・フアン(Heshan Huang)氏が数百種のNFT不動産を発表しました。

実際には、タオバオに出店している「力富 TOO RICH」で販売されましたは、ブロックチェーン開発プラットフォームのニアー・プロトコル(NEAR Protocol)とウェブ3・ゲームス(Web3Games)が、NFTの技術サポートを行っていることが明らかになっています。

この技術サポートによって、想像以上にNFTが簡単で手軽なものに感じているとヘーシャン・フアン氏は語っています。

今後も、へーシャン・フアン氏はNFT関連のメタバース製品を制作していくことを表明しており、注目すべき存在です。

1万6,000枚のNFT画像が数時間で完売

中国の決済プラットフォームであり、日本でも有名な存在であるアリペイ(Alipay)が、2種類で各8,000枚、合計16,000枚のNFT画像が販売されました。

2種類の画像は、アリペイと敦煌研究院が共同でアリペイの決済画面のカスタマイズ表示用として作成されました。

アント・グループのエンタープライズブロックチェーンである「アントチェーン(AntChain)」を用いて公開されましたが、世界遺産に登録されている中国北西部・甘粛省にある莫高窟(ばっこうくつ)の壁画がベースとなっています。

なんと、数時間で完売するなど市場でも高い注目を集めました。

大型リアリティ番組へNFTを導入

中国大陸を中心に放映されるインフルエンサーを題材にした大型リアリティ番組である「Remember me(中国名:请记住我)」で、インフルエンサーが販売するグッズ等にNFTを導入しています。

NOBORDER.zは、番組内でファン投票やインフルエンサーの販売するアイテムにおいて自社のブロックチェーン技術を導入したのです。

番組公式サイトやNOBORDER.zの開発するNFTマーケットプレースである「XANALIA」、NFT仮想空間「XANA」を活用したバーチャルコンテンツを制作、販売していますがmこれは世界初の番組内NFTとして注目されています。

草間彌生氏が中国NFTオークションへ参入

草間彌生さんは、母親と決裂してアメリカシアトルに単身赴任で渡ってゾーイ・デュザンヌギャラリーで個人展示会を開いた実績があります。

その一年後、ニューヨークに転居して「無限の網」の創作を開始しています。

その後、世界的にも注目される存在となっており、NFTアートにも積極的にチャレンジしているのです。

実際に、「一念永遠・草間彌生『無限の網』原作及びブロックチェーンデジタル預金証書セレクション」の場において、2つの作品を1つの統合して中国のNFTオークションで競売されました。

まとめ

中国において、NFTを活用したデジタルアートなどが活発化しつつあります。

また、アリババなどの大企業もNFTに参入しており、すでに多くの実績を残しつつあるのです。

今後も、圧倒的な財力を元にNFTの世界でも中国が幅を利かせるのは間違いありませんね。

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