エンジンコインとイーサリアムはどちらも仮想通貨の一種であり、近年急速に注目を集めつつあります。
特にエンジンコインはゲーム内で使用できる仮想通貨として、ゲーマーの間で利用されやすい通貨です。
本記事では2種類の仮想通貨が持つ特徴を比較した上で、それぞれの長所と短所についても解説します。
エンジンコインとイーサリアムの違いとは?
エンジンコインとイーサリアムの間には、時価総額や使用場面に大きな違いがあります。
実際に仮想通貨を運用しようと考えた場合、それぞれの通貨が持つ特徴を理解した上で検討しましょう。
時価総額の高さ
現時点でイーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額2位の銘柄となっています。
時価総額の高さからイーサリアムを運用している投資家が多いことや、銘柄に対する期待感が高いことが伺えます。
一方で、エンジンコインの時価総額は全体の50位であり、イーサリアムに比べて運用人口は少いものの、今後大きく伸びる可能性を持っています。
通貨を使用する場面
イーサリアムは主に送金の手段として用いられることが多い銘柄です。
送金が完了するまでのスピードは仮想通貨の中で最も早く、銀行振込に代わって送金手段としての役割を担うことが期待されています。
一方で、エンジンコインは通貨として利用できるゲームが多く、主にゲーム内アイテム等を購入する際に使用されています。
エンジンコインの長所・短所とは?
ここではエンジンコインの長所と短所について解説します。
エンジンコインは現時点でゲーマーの間で人気を集めるだけに留まっているものの、今後大きく価格を伸ばす可能性があります。実際に運用する前に、エンジンコインの特徴を把握しておきましょう。
エンジンコインの長所
エンジンコインの長所として、多くのゲームで利用できることに加えて大企業との提携実績を持つ点が挙げられます。
エンジンコインの長所が注目されることで価格も上昇することが考えられるため、提携企業の動向についても注目しておきましょう。
多くのゲームで利用可能
エンジンコインは、多くのブロックチェーンゲームで利用できます。
ブロックチェーンゲームでは、仮想通貨と同様の技術を用いており、ゲーム内で取得したアイテムが自分の資産となります。
取得したアイテムを売買する際にもエンジンコインが使用されるため、ゲームの数が増えれば決済手段として用いられる機会も増加し、価格の上昇に繋がると考えられます。
大企業と提携実績がある
エンジンコインは、大手ゲーム会社との提携実績もあります。
実際に、世界的に有名な「マインクラフト」と提携して、ブロックチェーンゲーム版として「エンジンクラフト」というゲームを開発しました。
今後もゲーム業界が新たにブロックチェーンゲームに参入する際には、エンジンコインと提携していくことが考えられます。
エンジンコインの短所
エンジンコインの短所として、購入手段や使用者が限定的である点が挙げられます。
よって、エンジンコインの知名度や価格が上昇するためには、エンジンコインを購入できる取引所の増加や、新たな使用場面の発見が必要と考えられます。
エンジンコインを扱う国内取引所が少ない
エンジンコインを扱う国内の仮想通貨取引所は、現時点でコインチェックとGMOコインの2カ所だけとなっています。
扱っている国内取引所の数が少ないことから、国内におけるエンジンコインの知名度は低いのが現状です。
しかし、今後日本向けのゲームが増えれば自然とエンジンコインを扱う取引所が増加すると考えられています。
ゲーマー以外は興味を持ちづらい
エンジンコインは、主にゲームで使用するアイテムの購入やゲーム内イベントの報酬として用いられているため、ゲーマー以外が興味を持ちづらいことが短所として挙げられます。
しかし、エンジンコイン自体の知名度が上がれば、運用したいと考える投資家が増加し、興味や関心を抱く人も増えると考えられます。
イーサリアムの長所・短所とは?
ここではイーサリアムの長所と短所について解説します。
現時点でビットコインに次ぐ時価総額を誇っており、今後も国内外問わず幅広く投資家の間で運用されると考えられます。
イーサリアムの特徴を理解した上で、積極的に運用していくことをおすすめします。
イーサリアムの長所
イーサリアムの長所として、アプリを自由に作成可能であり、送金手段として優れている点が挙げられます。
イーサリアムに用いられる技術をIT企業や金融機関といった業種が利用することも考えられるため、将来的に日常生活内で活躍することも考えられます。
自由にアプリを作成できる
イーサリアム上では、自由にアプリを作成することができます。
アプリを作成することで、あらかじめ設定された契約等を自動で実行することが可能となります。
この機能は「スマートコントラクト」と呼ばれており、ネット上の商品の購入や返金業務を今まで以上にスムーズに行えると期待されています。
素早く送金できる
イーサリアムは、送金の処理速度が仮想通貨内で最も早く、ビットコインの2倍以上のスピードで送金が完了します。
特に海外に対する送金であっても素早く行えることから、金融機関に代わる決済手段として用いる動きが広まろうとしています。
将来的に、企業間の送金業務においてもイーサリアムを用いることが期待されています。
イーサリアムの短所
イーサリアムの短所として、送金手数料が高く処理速度に限界がある点が挙げられます。
いずれの短所についても、イーサリアムが広く一般的に使用されるためには解決が必須となっています。
ガス代が高い
イーサリアムは「ガス代」と呼ばれる手数料が高い点が特徴です。イーサリアムで何らかの操作を行う場合、情報を暗号化して記録した人に対して報酬を支払う必要があります。
その報酬としてガス代が必要となるため、イーサリアムを利用する上では必要不可欠の手数料であり、利用するにあたって高いガス代が大きなネックとなっています。
処理速度に限界がある
イーサリアムの送金速度は仮想通貨内でトップクラスではあるものの、処理する情報量には限界があります。
これは「スケーラビリティ問題」と呼ばれており、イーサリアムを利用した送金業務等が増加すると、処理が追いつかなくなってしまうことを指します。
今後イーサリアムを普及させる上では、膨大な情報の処理に耐えうるかどうかが課題となっています。
まとめ
今回はエンジンコインとイーサリアムの違いについて述べた上で、両者の長所と短所について解説しました。
いずれの銘柄についても将来的にビットコインのように認知され、保有し利用する人が増えていくことが考えられます。
両者の特徴を理解し、興味を抱いたものがあれば少額からでも運用に挑戦してみることをおすすめします。