2021年に入りデジタル技術の発展からブロックチェーンやNFT、VRなどさまざまなものが誕生し、注目を集めています。そんな中、いま世界中で話題になっているのが次世代SNSプラットフォームのディセントラランドです。
今回の記事ではディセントラランドで遊ぶために必要な準備や、実際の操作方法とメタバース内でできることを紹介します。また、遊ぶ上での注意点や今後のディセントラランドの展望についても解説していきます。
ディセントラランドで遊ぶために必要な準備
まず、ディセントラランドで遊ぶために必要な準備について解説していきます。主に必要な準備は以下の通りです。
- 十分なスペックのPC
- ウォレット
- 仮想通貨の購入
こちらの解説を各項目ごとにしていきます。どれも順を追って行えば簡単に準備できるものなのでご安心ください。それではさっそく解説に入っていきます。
十分なスペックのPC
ディセントラランドで遊ぶためにはPCの準備が必要です。基本的に通常のPCがあればディセントラアンドで遊ぶことができます。
しかし、ディセントラランドはブロックチェーンやVR、NFTを楽しめる世界で最先端のSNSプラットフォームです。そのため、それに見合う十分なスペックのPCが必要になります。
特にディセントラランドはVRのSNSプラットフォームですので、グラフィックの処理にデータの容量を大量に消費します。ディセントラランドをより楽しむためにはハイスペックなPCになればなる程良いです。
ウォレット
ディセントラランドで遊ぶにはウォレットが必要になります。ウォレットとは仮想通貨保管するインターネット上の財布のようなものです。
ディセントラランドではMETAMASKというウォレットをダウンロードする必要があります。デイセントラランドはイーサリアムのブロックチェーンを利用したプラットフォームですので、イーサリアムが保管できる METAMASKがウォレットに適しているというわけです。
METAMASKはブラウザの拡張によって使用可能になるウォレットで手軽に使え、対応しているブラウザを持っていれば誰でも使うことが容易にできます。
仮想通貨の購入
ディセントラランドではMANAというイーサリアムがベースとなっている仮想通貨がトークンになっています。日本国内でMANAを直接購入することはできないので、まずはビットコインを購入してから海外の取引所を利用してビットコインをMANAに換える手順を踏まなくてはなりません。
このMANAを使ってディセントラランド内でゲームをしたり、NFTの購入やVRの土地を購入したりします。また、ディセントラランドはイーサリアムが基盤になっていますので、イーサリアムを使ってMANAと同じくNFTやVRの購入も可能です。
ディセントラランドの操作とできること
ここからはディセントラランドの操作でできることについて解説していきます。主にできる操作は以下の通りです。
- アバターの操作
- アバターのカスタマイズ
- バーチャル空間の探索
- 空間の移動(ジャンプ)
- チャットとジェスチャー
- 定期イベントへの参加
- 有名クリエイターのギャラリーのー訪問
- 仮想空間内の土地(LAND)の購入
- LANDのエステート
- 展覧会の開催
- オリジナルゲームのプレイ
こちらを各項目ごとに解説していきます。
アバターの操作
ディセントラランドでは自身のアバターを操作して遊びます。ディセントラランド内のVR空間をアバターで動き回り、他のプレイヤーに話かけたりゲームを楽しむなどのことができます。
3Dゲームのフィールドを駆け回るようにアバターを操作し、ディセントラランドの世界を十分に堪能しましょう。ディセントラランドのスタート時はアバターの設定がデフォルトのまま表示されています。
次の項目で自身のアバターを好みにカスタマイズする方法を解説します。
アバターのカスタマイズ
前の項目でも触れた通り、ディセントラランドのスタート時はアバターがデフォルトの状態で表示されています。このアバターを自分の好みに合わせてカスタマイズしていきましょう。
アバターをカスタマイズするアイテム(服、靴、カバン、帽子、アクセサリーなど)はディセントラランド内のマーケットプレイスで購入することができます。これらのアイテムはNFTとして販売されており、中には有名なクリエイターがデザインしたものもあります。
バーチャル空間の探索
ディセントラランドは広大なVR空間となっており、さまざまな場所や施設があります。まだまだ未開発の空間もあり、これからさらに広がってっていきます。
VR空間内のギャラリーではクリエイターたちが自身のNFT作品を展示して販売していたり、独自トークンのMANAを使ってカジノでゲームをすることもできます。色々な場所に行ってさまざまなプレイヤーと交流してディセントラランドででしかできない体験をしましょう。
空間内の移動(ジャンプ)
前述した通り、ディセントラランドではVR空間が果てしなく広がっています。この広大なVR空間を端から端まで探索することは容易なことではありません。
そんなディセントラランドのVR空間を快適に移動することができるのがマップ機能です。マップ機能を開けば各地の登録スポットが表示され、そこをクリックするとその場所に移動することができます。
さらにこのマップ機能ではどこに他のプレイヤーが集まっているかも確認することもでき、人気のスポットを知ることができます。もちろんそのスポットをクリックすればその場所に移動することができます。
チャットとジェスチャー
ディセントラランドでは他のプレイヤーとチャット機能を使って交流をすることができます。これまであったSNSなどでもチャット機能で他のユーザーと交流できましたが、ディセントラランドではVR空間でアバターを利用したチャット機能なので、より親密度の高いコミュニケーションが取れます。
また、このアバターではジェスチャーを使った喜怒哀楽の感情表現も可能なので、より現実に近いやり取りができます。
定期イベントへの参加
ディセントラランドでは定期的にさまざまなイベントが開催されています。NFTアートのギャラリーイベントやVRでの音楽イベントなど多種多様です。
ディセントラランドのホームページにあるイベント確認ページから開催されるイベントの詳細を見ることができます。説明などは全て英語表記となっていますので、Google翻訳などを活用して好みのイベントを探してみてください。
注意点としては日時は全て世界協定時刻で記載されています。日本時間に直すには記載されている時間を9時間進めればOKです。
有名クリエイターのギャラリー訪問
先程も軽く触れましたが、ディセントラランドのVR内には有名クリエイターが自身のNFT作品を展示しているギャラリーがあります。このギャラリーのーでは世界中の有名クリエイターのNFT作品を閲覧したり購入することができます。
また、このギャラリーではクリエイターがロングインしていれば、直接クリエイターとコミュニケーションを取ることができ、現実世界ではなかなかできない体験をすることができます。こういった体験ができることがディセントラランドならではです。
仮想空間内の土地(LAND)の購入
ディセントラランドでは独自トークンのMANAでVR空間内の土地を購入することができます。このVR空間の土地はLANDとよばれ、NFTとして存在しています。
NFTとして存在していることで、このLANDを現実世界の土地と同じように扱うことができ、資産として保有することができます。このLANDを購入することでその上にさまざまな施設(ギャラリーやカジノといったイベントスペースや遊び場など)を建て、VR空間を構築していきます。
LANDのエステート
ディセントラランドにはLANDをさらに発展させたエステートというものがあります。エステートとは隣接したLANDが2つ以上合わされたエリアのことを指していいます。
基本的には広場や道路などは含まれません。LANDと比べて大規模な開発を行うことができ、スケールの大きいイベントなどが開催可能です。
現実世界でいうところの都市開発に近いイメージで、土地を買って家を建てるだけではなく街そのものを作っていくといったものです。
展覧会の開催
ここまで何度か触れましたが、ディセントラランド内では頻繁にVR空間内のギャラリーで展覧会が開かれています。日本人のアーティストでは西垣至剛氏が絵画作品の展覧会を行っています。
この時に展示した絵画はNFTではなかったようですが、今後はNFT化した絵画も出品する予定のようです。展覧会の様子はさながら現実世界の展覧会のようで、物理的な距離を考えずに世界中の方々が展覧会に来られるというのはディセントラランドならではの素晴らしい点ではないでしょうか。
オリジナルゲームのプレイ
ディセントラランド内ではオリジナルのゲームをプレイすることができます。特に人気なのが、2017年にリリースされたイーサモンです。
イーサモンはモンスターを育成して戦わせたり、プレイヤー同士で交換したりしてモンスターを集めていくゲームです。元々はディセントラランドではない運営元でしたが、業務提携を行い広大なディセントラランドのVR空間の6%を使いエリアを展開しています。このイーサモンの他にも色々なゲームを楽しむことができます。
ディセントラランドで遊ぶ上の注意点
ここまでディセントラランドの遊び方やメリットについて解説してきましたが、ここからはディセントラランドで遊ぶ上で注意しておかなければならない点について解説していきます。注意点は以下の3点です。
- サービス終了の可能性
- 日本円の取引は不可
- MANAの価格変動
この3点について各項目ごとに解説していきます。
サービス終了の可能性
ディセントラランドの注意点として、サービス自体が終了してしまう可能性があるということがあります。ディセントラランドはまだサービスのリリースから日が浅く、ユーザー数もTwitterやFacebookといった世界中で有名なSNSプラットフォームと比べるとまだまだ少ないです。
そのため、収益が不安定なためプラットフォームの維持が困難になりサービスが終了してしまう可能性があります。しかしこれはディセントラランドだけに限った話ではなく、TwitterやFacebookもリリースされて間もない頃には同じように言われました。ディセントラランドもこれまで世界になかった新しいプラットフォームですので、これからの発展に期待です。
日本円の取引は不可
ディセントラランドでは日本円での取引ができません。ディセントラランドの独自トークンであるMANAを購入するには、一度日本円をビットコインに換え、そのビットコインを海外のMANAを取り扱っている取引所で換える必要があります。
ディセントラランド自体がまだ日本語対応していないなど慣れるまで不便に感じる点はありますが、手順に慣れてしまえば問題ないです。世界中でユーザーが増えた結果、世界中の言語と通貨に対応することに期待です。
MANAの価格変動
MANAの価格変動にも気を付けなければなりません。ディセントラランドで遊ぶためには自分の日本円を前述の手順を踏み、MANAに換える必要があります。
そのため、MANAの価値が下がってしまったら自身の資産価値も下がってしまうことになります。また、その逆も然りでMANAが高騰してしまったら気軽に換金することができなくなり、ディセントラランドで遊ぶことができなくなってしまいます。
ディセントラランドの今後
世界最先端の技術が集結しているディセントラランドですが、今後はどのような展開になっていくのでしょうか。ブロックチェーン、仮想通貨、VR、NFTとまさに2020年以降のトレンドが詰まっているプラットフォームとなっており、まさにイノベーションが起こっている最中と言えるでしょう。
ディセントラランドの今後を以下の2点から解説していきます。
- 設置可能なのでNFTの拡充
- 企業との提携
設置可能なNFTの拡充
ディセントラランドでは中にあるマーケットプレイスでNFTを売買したり、ギャラリーに出品することができます。しかし、2021年10月現在は設置できるNFTは特定のWebアプリケーションに登録されていることが条件となっています。
NFTを設置するにはSDKを使った方法しかなく、それ以外ではNFTを設置することができません。ディセントラランドではNFTのやり取りが大きな魅力の1つですので、今後設置できるNFTが増えることに期待です。
企業との提携
ディセントラランドは世界中のさまざまな企業と提携をしています。前述しましたイーサエモンも他の企業との提携で運営されており、世界の人気ゲームになろうとしています。
他にもキューブゴーやアクシーなどのゲーム関連企業と提携をしています。ゲームだけではなく仮想通貨投資会社であるDigital Currency Group(ビットフライヤーやリップルなどに投資)とも提携をしています。ディセントラランドは世界最先端の技術を扱っているだけに、今後ますます提携企業が増えていくと思われます。
まとめ
ディセントラランドで遊ぶことで手軽に世界最先端の技術やトレンドに触れることができます。VRの世界は今後さらに現実の世界と結び付きが強くなり、どんどん拡大していくでしょう。
まだまだ黎明期ということもあり、注意しなければならない点もありますが現在進んでいるディセントラランドの開発やプロジェクトはさらに発展していきます。ディセントラランドで遊びながらこれからの成長を楽しみましょう。