芸能人・アーティストのNFTとは?高額アイテムで資産形成を目指す

デジタルコンテンツを世界で1つの資産に昇華できるNFTはイラストレーターやミュージシャンに至るまで幅広く活用されてきました。そして現在は芸能人や有名アーティストの出品作品も増加しており、スポーツ選手の限定アイテムといったファン垂涎のコレクタブルが販売されるケースもあるほどです。

本記事では、各分野で活躍している著名人による高額NFTを解説していくため、今後の資産形成のためにもぜひ参考にして下さい。

NFTとは

NFT とは

ここではまず、NFTの基本知識について触れておきましょう。2008年に誕生したビットコインは金融業界に革命を巻き起こした新興技術でしたが、市場が注目したのはそのベースであるブロックチェーンでした。

分散型管理が可能となるブロックチェーンでは、誰もが管理、開発を行える他にはない特性を備えており、特別な資格がなくとも独自のトークンが発行可能です。そして、2017年頃から世に出始めた非代替性トークンであるNFTは、全てが等価値の仮想通貨と対照的に、改ざん不可能な識別情報を備えたこの世で唯一の価値を持つデジタルコンテンツとなっています。

また、現在はアートや音楽だけでなく、ゲーム、不動産、出版業界においても新たなビジネスモデルとして活用されており、今後もより幅広い用途に利用される期待が持たれているのです。

アーティスト領域の種類

アーティスト 種類

NFTアーティストといっても様々な領域が存在しており、それぞれで著名なアーティストが存在します。

  • グラフィックアーティスト
  • ミュージシャン
  • クリプトアーティスト

参考までに、グラフィックアーティストは画像やショートムービーといったデータをNFT化しているクリエイターであり、有名どころでは70億円以上の販売額を記録したBeepleや、若手の有望株であるせきぐちあいみ氏が挙げられるでしょう。そしてミュージシャンといえば音楽音源をメインにしていることは容易に想像できますが、NFT市場においてはさらにジャケットや限定PV等をセットにして付加価値を高めるケースが多くなっており、3LAU・Kings og Leonが注目されています。

また、特定コミュニティの文化、あるいは文脈に即したテーマで発信するクリプトアーティストは特に成長が期待されている領域であり、画像、3DCGアートからインターネット上のミームのような性質を持つコンテンツまで手掛けているのです。参考までに、mera takeruはその分野における代表格とされていますが、今後も才能溢れるアーティストは多数誕生していくでしょう。

芸能人×不動産×NFT

芸能人 不動産 NFT

市場の成長が著しい近年において、NFTの利用方法は多岐に渡ります。主だったところでは音楽・アイドル・スポーツ選手のトレーディングカードが挙げられますが、その中でも特に利用価値が見込まれているのが不動産等の資産に活用する取り組みです。

たとえば、投資用不動産を専門としたプラットフォームでは、過去の居住者履歴とラインナップされている物件をNFTとして連動させて、ブロックチェーン上に保存・公開するサービスを展開しています。実際のところ、従来の不動産価値は築年数や大規模修繕の有無、立地といった「現状」にしかフォーカスしていませんでした。

しかし、NFTによって「有名人が過去に住んでいた」という情報が付与されると、新たな価値基準が付与されることとなり、結果として物件の価格が上昇するのです。さらに、元の所有者へ利益を還元するブロックチェーン独自の機能を組み合わせれば、価格向上の要因となった人物へ半永久的なロイヤリティを支払うこともできるでしょう。

参考までに、2021年にはSNS業界の重鎮であるFacebook社がメタバースへの本格参入を発表していることから、仮想空間と不動産、そして芸能人という三すくみのコラボレーションが実現するかもしれません。

NFT市場の著名アーティスト

NFT 著名アーティスト

ここからは、これまでNFT市場を賑わせてきた著名アーティストについて見ていきましょう。アートとNFTの親和性は初期段階から見込まれていただけに、今後運用していく上でもきちんと把握しておくべきです。

さいとうなおき

「ポケットモンスター」シリーズや「ポケモンカード」のイラストで知られるさいとうなおき氏は2021年にNFTを出品して、約600万円(13.69ETH)という高額で落札されました。ちなみにさいとう氏はイラストレーターとして活躍する一方、初心者や若手向けのテクニック解説YouTubeも運営しており、日々自身の活動領域を広げています。

また、NFTの出品活動においても「どんなアーティストでも制限なく表現できる世界」を自分自身で示したかったという動機に基づいていることから、業界のさらなる発展に向けた精力的姿勢が見て取れるでしょう。

せきぐちあいみ

せきぐちあいみ氏は2016年からVRアーテイストとして本格的に活動を開始した若手であり、既に3Dアート制作・ペイントのライブパフォーマンスといった注目度の高い活動を行っています。そして、2021年に出品した「Alternate dimension 幻想絢爛」というVRアートは、業界最大手のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaにて約1300万円もの高値で落札されました。

また、せきぐち氏のアートはGoogleが開発・オープンソースとしているVRペイントソフト「Tilt Brush」によって制作されているため、VRデバイスをすれば360度全方面を見渡して鑑賞することが可能です。

村上隆

世界的に有名な​現代アーティストである村上隆氏は、2021年に自身初となるNFT作品「Murakami.Flowers」の出品を発表しました。村上氏の代表的なイメージである「お花」を、ファミコン世代には懐かしいドットと24×24ピクセルの画像で表現しており、単純な魅力だけでなく他にはない独創性に富んだNFTに仕上がっています。

そして、人間が持つ煩悩の数にちなんで108種類ものバージョンを制作し、一日12枚のペースでリリースした後、全てが揃った時点でオークション販売される予定だったものの、細かい点におけるチーム内での意見相違が発生したことで、惜しまれつつもプロジェクトの中止を決断しました。しかしながら、既に業界的に活躍している人物の動きとして大きな注目を集めたことは事実であり、NFTの有用性を示すには十分なアクションだったといえるでしょう。

Beeple

デジタルアーティストのBeeple氏が制作した「Everydays -The First 5000 Days- 」は、約75億円というNFT史上最高額で落札されました。参考までに、デジタルアート作品・オンラインオークションにおいも過去最高額、絵画作品等も含めた全ジャンルにおける歴代アーティストの落札額としても第3位に躍り出ています。

また、Beeple氏は一躍時の人となるまでの20年間、一般的なクリエイターと変わらないほぼ無名の1人に過ぎませんでした。しかし、約5,000日にも及ぶ製作期間と独創的なアイデアが資産価値に繋がり、教科書に載るような美術家達と肩を並べることになったのです。

NFT作品:芸能人

NFT 芸能人

ここからは、NFTを出品してきた芸能人を解説していきます。知名度の高い人物による作品は高額で取引されるケースが多いため、高額転売を目指す方はぜひ参考にして下さい。

三上悠亜

セクシー女優として高い人気を誇った三上悠亜氏は自身のプロジェクトとして「your NFT」という作品を発表し、OpenSeaとRaribleにて販売しました。具体的な内容としては、ファッションディレクターのkikuma氏、そしてアートディレクターである秋山具義氏という強力ツータッグでプロヂュースされた三上氏の28歳誕生日当日における写真です。

NFTとなる写真は全7シーンに分けられており、それぞれ4種類ずつ細分化されています。そして、最高額落札者は貴重なコレクタブルアイテムが手に入るだけでなく、「翌年の誕生日前日にディナーデートをする権利」も得られることから、芸能人である自身の価値を最大限有効活用した手法ともいえるでしょう。

明日花キララ

同じくトップクラスのセクシー女優であった明日花キララ氏もNFTを発行しており、芸能人のNFTに特化したマーケットプレイス「TTX」を起用しました。参考までに、TTXはNFTの発行以外にもNFTのレンディングサービスやユーザー同士の直接取引といったサービスをワンストップで展開しており、有名人のNFTトレーディングカードが人気となっている近年においては、市場全体をリードし得るポジションを確立しています。

そして、明日花キララ氏自身も書道アート等のマルチな才能を持っているため、プラットフォームとの親和性は非常に高いといえるでしょう。

香取慎吾

元スマップの香取慎吾氏は、自身のレギュラー番組において1万点限定のNFTアートを販売するチャリティ企画を発表しました。パラリンピック2020で多くの感動を与えてくれた選手の支援を目的しており、売上の全額は日本財団パラリンピックサポートセンターに寄付されることになります。

そして、2015年のパラサポセンター開設記念に日本財団へ寄贈した「i enjoy!」というテーマの壁画 (縦2.6m×横6.1m)をNFTにしており、3,900円を支払うだけで、実物の壁画を鑑賞する権利も得られるようです。

酒井法子

女優に歌手と多方面で活躍する酒井法子氏もNFTをリリースしており、2021年の10月11日から11月7日23時50分までの約4週間、新曲である「蒼いうさぎ2021」の限定音源と写真集をOpenSeaで出品しました。また、NFT出品経緯としては酒井氏が8年ぶりに出演するドラマ「プロデューサーK4」の公開に先駆けたPRを兼ねていることから、NFTはサービスやイベントの拡散にも適していることが分かります。

そして、本プロジェクトの限定音源「蒼いうさぎ2021」は、1995年に大ヒットを記録した「蒼いうさぎ」のリニューアルバージョンとなっており、当然一般的には流通しておらず、写真集の画像もドラマ内のシーンが使用されているようです。以上のことからも分かる通り、自分自身を価値基準として組み込める芸能人はNFTとの相性が特に良く、将来的には業界全体でスタンダードな手法として確立される期待も持てるでしょう。

まとめ

本記事では芸能人によるNFT作品や現在行われている利用方法についても解説してきました。デジタルコンテンツとの親和性が高いNFTは、イラストレーターやミュージシャンの新たな販路として活用されてきましたが、今回触れてきたとおりその波は芸能界にも及んでいます。

そして、自分自身を1つの特典やサービスとして活かせる芸能人は、資産価値を担保するNFTのメリットが特に享受できるため、将来的により多くのアイテムがリリースされる可能性もあるでしょう。また、知名度の高さは価格の上昇に大きな影響を与えることから、高額NFTを狙っている方はぜひ今後の情報に注目してみて下さい。

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