beepleとは? NFT市場最高額で落札されたデジタルアートを紹介

従来は安価で取引されることの多かったデジタルアートですが、NFTの登場によりその様相は大きく一変し、現在は数千万円で取引されることも珍しくありません。

一方、そんな高額事例を大きく超える、NFT市場最高額で落札された作品をご存じでしょうか。

今回はNFTがもたらしたアート業界の変革を象徴するbeepleのデジタルアートについて解説していきます。

デジタルアーティスト beepleとは?

ここではまず、NFT市場最高額の作品を創り上げたデジタルアーティストのbeepleについて解説していきます。同氏が手掛けるNFTアートは現在においても高額で取引されているため、今後の動向をキャッチするためにも是非参考にして下さい。

デジタルアートを手がけるフリーランスアーティスト

一般的に知られているbeepleとはアーティストとしての活動名であり、本名はマイクヴィンケルマン(Mike Winkelmann)という男性です。

同氏はビデオアート等をメインに手掛けており、過去には著名な海外ミュージシャンのPVを製作した実績も持っている一方、作品のクレジットが世界的に取り上げられることは少なかったため、少なくとも日本においてはNFTが落札されるまで知名度の高い人物ではありませんでした。

また、著作権に関する意思表示、あるいは条件を付与するCC(クリエイティブコモンズ)ライセンスに基づいて無償で作品を提供することも少なくなかったことから、市場価値数十億円の作品をリリースする以前は高額作品ばかりを取り扱っていたわけではないといえるでしょう。

個人プロジェクト Everydays

参照元: https://www.beeple-crap.com/everydays

映像クリエイターであるbeepleは、2007年5月、1日1作品を作る個人プロジェクト「EVERY DAYS」をスタートしました。

実際のところ、SNSの発達によってこうしたコンセプトの創作活動は決して珍しいものではありませんでしたが、10年目にあたる3650作品に到達した段階から、同氏の非凡な才はアートセンスだけでなく、地道な継続力にもあることが認知され始めたのです。

また、その作品の数々は毎日作る中でクオリティが落ちる様子もなく、得意分野であるCGアートからメッセージ性の強い文章に至るまで多彩な種類がリリースされています。

75億円で落札されたNFTアート Everydays-The First 5000Days

EVERYDAYSの活動が5,000日を迎えたとき、beepleは「Everydays-The First 5000Days」として全ての作品を1つのNFTアートにしてオークションに出品しました。

そして、それまでの十数年にも及ぶ努力と才能の集大成は2週間という時間をかけて着実に価格を伸ばし、終了時間のおよそ5分前に突如飛び込んできた入札によって、NFT市場最高額である75億円で落札されることになったのです。

なぜそこまで価値がついたのか

75億円という価値がついた背景には、beepleが注いできた情熱や膨大な時間、そしてシンプルにアート作品として良質というポイントが挙げられるでしょう。

これはNFT市場に根付いた価値基準である希少性や独創性を高める要素でもあり、Everydays-The First 5000Daysは今の時代において最も重要なアートと評価されているほどです。

ちなみに同氏はこの出来事をきっかけに、世界に存命するトップアーティストの3人目に選ばれていることから、NFTは1人のフリーランスアーティストを世界的な著名人に押し上げたといえるでしょう。

利用されたマーケットプレイスは

作品についての理解が深まったところで、次に気になるのはどのマーケットプレイスで出品されたのか、というポイントでしょう。

実はこの歴史的なオークションの舞台となったのは、OpenseaやRaribleといった通常のプラットフォームではなく、クリスティーズ(christie’s)という世界的に有名なオークションハウスです。

参照元: https://www.christies.com/features/Monumental-collage-by-Beeple-is-first-purely-digital-artwork-NFT-to-come-to-auction-11510-7.aspx

発足の起源は1766年のロンドンとされており、これまで取り扱ってきたのはピカソやダ・ヴィンチ、そしてゴッホといった誰もが知る偉大な芸術家達による作品ばかりです。

また、NFTを扱う機能を獲得するために、MakersPlaceという海外マーケットプレイスと提携しており、beepleの作品はクリスティーズが販売する最初のNFTアートでした。

購入者について

beepleの作品を75億円で落札したのは、シンガポールを拠点に活動するMetapurseという仮想通貨ファンドであり、TwobadourとMetakovanと名乗る人物達によって設立されました。

同ファンドはこれまで、Cryptovoxelsという仮想空間上の土地とNFTアートをセットにして二次流通させており、その中にはオークション以前に販売された100点を超えるbeepleの作品も含まれています。

そしてTwobadourは、将来的にbeepleの作品は1000億円まで価値が向上すると述べており、そういったコレクションを並べる仮想ミュージアムの構築も構想しているといいます。

まとめ

今回はNFT市場最高額で落札されたbeepleのデジタルアートについて解説してきました。

同氏は今のように知名度を獲得するまでCCライセンスの下で無償作品を提供しつつ、ビデオアート等をメインに製作するフリーランスアーティストであり、類まれな才能を持ちつつも、頻繁に作品が高値で売買されるわけではありませんでした。

しかし、5,000日という膨大な時間が生みだした傑作はNFT市場において大きな注目を集めることとなり、魅力を感じた投資家によって75億円という前例のない資産価値がつけられています。

このことから、NFT市場は決して著名人だけが成功する環境ではなく、話題性や独創性、そして希少価値が見込まれれば誰でも自身の作品で資産を形成することが可能といえるでしょう。

したがって、現在NFTに興味を持ちつつも今一歩踏み出せないという方は、せっかくのチャンスを逃さないよう、是非チャレンジしてみて下さい。

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