株式会社スクウェア・エニックスは、2021年10月14日20時から同社初となるNFTデジタルシールの販売を開始しました。
同社は基盤技術にLINEが開発したブロックチェーンを採用しており、デジタルシールはLINEのNFTマーケットプレースで二次流通されます。
NFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」はLINEマーケットで二次流通も

スクウェア・エニックスが販売したのはNFTデジタルシール『資産性ミリオンアーサー第一弾「―資産王、君臨―」』でキャラクターシールと4コママンガシールの2種類。ユーザーは、購入したアイテムをシールホルダーに貼ることで、「OMJ(おまんじゅう)」と呼ばれるポイントを貯めることができます。
貯めたポイントで取得できるコンテンツも準備されています。
スクウェア・エニックスのデジタルシールは今後、「LINE」アカウントの「LINE BITMAX Wallet(ウォレット)」内にある「NFTマーケットβ」で、二次流通される計画です。
今回販売されるキャラクターシールは1枚税込500円。専用サイトから購入、カスタマイズ、管理を行うことができます。
販売したアイテムの合計数は36,000枚にのぼります。
『資産性ミリオンアーサー』プロデューサーの畑圭輔(はた けいすけ)氏は以下のようにコメントを発表しました。
「『資産性ミリオンアーサー』は、NFTの特性である「保有情報の証明」に着目したNFTデジタルシールです。デジタルならではのユーザー自身によるクリエイティブな要素を盛り込んでおりますので、ぜひミリオンアーサーファンの皆さまをはじめ、NFTに初めて触れる方にもお楽しみいただければ幸いです」
LINEとヤフーの連携にも注目
国内で約8900万人のユーザーを抱えるLINEは、トークンエコノミー構想を掲げて子会社のLVCを通じて独自のブロックチェーンである「LINE Blockchain」と、暗号資産の「LINK」を開発。ブロックチェーン上で展開するサービスを作ってきました。
LVCは暗号資産交換業者として、暗号資産の取引サービス事業を運営しています。
LVCは2020年8月にウォレットの「LINE BITMAX Wallet」をローンチ。2021年6月にはウォレット内でNFTマーケットの運営を始めました。
また、ヤフーを傘下に持つZホールディングスとLINEは2021年3月に経営統合を完了。あらゆる事業領域での連携を強化している中、国内外での成長が期待されるNFT事業においてもLINEとヤフーの協業は注目されています。
スクウェア・エニックスは今後、NFTがどのように同社の事業に相乗効果を生み出すかの仮説検証を繰り返しながら、NFTとエンターテインメントの組み合わせが持つ可能性を追求していく方針です。