MetaMaskは、暗号資産ウォレットとして高い人気を誇っています。特に、入金や出金が容易に行えて、連携できるサービスが多い点が魅力的です。
また、MetaMaskではスワップ機能が利用できる点が評価されています。では、MetaMaskでスワップ機能をどのようにして利用できるのでしょうか?
この記事では、MetaMaskでスワップ機能を利用する方法を紹介します。
MetaMask(メタマスク)ではスワップ機能を利用できる
MetaMaskでは、保有している暗号資産を他の暗号資産に交換できる、スワップ機能が用意されています。他にもスワップ機能が用意されている暗号資産ウォレットはありますが、MetaMaskならではの特徴があるのです。
具体的には、取引所の中から最良の交換レートを自動的に取得し、表示してくれるという機能が用意されています。交換レート次第では、スワップする際のお得感が大きく変化しますが、裁量の交換レートを自動取得できるので、適切なスワップのタイミングを見極める際に役立ちます。
レートが取得できる取引所は、以下の通りです。
- 0xAPI
- 1inch.exchange
- Airswap
- dex.ag
- KYBER
- Paraswap
- Totle
- Uniswap
MetaMaskへ入金する流れ
MetaMaskでスワップ機能を利用する上で、まずは入金処理が必要です。ここでは、MetaMaskのアプリを利用して入金処理する方法を紹介します。
MetaMaskのアプリをインストール
まず始めに、MetaMaskのアプリをダウンロードします。使用するスマートフォンのアプリストアにアクセスして、「MetaMask」で検索するとダウンロード可能です。
また、MetaMaskの公式ページにある「download」ボタンをタップして、表示されたページのリンクからもダウンロードページにアクセスできます。
パスワードの作成
ダウンロードが完了したら、アプリを起動させます。そして、「開始」タップしてセットアップ画面に移行します。
まず始めに、パスワードの作成画面が表示されるので、8文字以上でパスワードを設定してください。安易に解読されないように、真剣に考えてパスワードを設定しましょう。
パスワードを2回入力したら、最後に「MetaMaskではこのパスワードを復元できないことを理解しています。」にチェックを入れます。最後に、「パスワードの設定」をタップします。
シードフレーズの設定
パスワードの設定が完了したら、パスワードと似たものであるシードフレーズの設定画面に移行します。シードフレーズとは、アカウントの復元に必要となるとても重要なものです。
もしシードフレーズを忘れると、ウォレットが利用できなくなる可能性があるので注意しましょう。最初に表示される画面で、シードフレーズに対しての注意点を確認して、「開始」ボタンをタップします。
そして、次の画面で「表示」ボタンをタップしてシードフレーズを表示し、メモしたりスクリーンショットを撮影して保管してください。最後に「続行」ボタンをタップします。
内容を確認して設定完了
次の画面で、シードフレーズを入力します。ここで、シードフレーズを再度確認して、送信すれば設定完了です。
取引所の口座開設
MetaMaskの設定が完了したら、続けて取引所の選定を行います。MetaMaskに対応した取引所として、以下があります。
- DMM Bitcoin
- GMOコイン
- bitFlyer
- コインチェック
特に、コインチェックは日本人でも利用しやすいサービスとなっておりおすすめです。取引所を決めたら、口座開設手続きを行います。
なお、殆どの取引所ではインターネット上で開設手続きを行えます。
取引所で暗号資産を購入
取引所の口座を作成したら、暗号資産の購入を行います。暗号資産は、購入するタイミングで購入価格が大きく変動します。
購入する側からすれば、なるべく低い価格で購入するのがおすすめです。暗号資産の価値に関連するイベント時には、価格が上昇する場合があるので、購入するタイミングをしっかりと見計らってください。
送金したい仮想通貨を選択
暗号資産を購入したら、続けて送金手続きに入ります。コインチェックで送金手続きする方法を紹介すると、まずはコインチェックにログインして「コイン送金」画面にアクセスします。
そして、送金したい暗号資産を選択してタップしてください。選択するポイントとしては、手数料がなるべくお得であること等が挙げられます。
送金内容を入力
暗号資産を選択すると、金額入力画面が表示されるので入金額を入力しましょう。入力した時点で、手数料が自動表示されるのでよく内容を確認します。
また、送金可能額も表示されているので、可能額の範囲で設定しましょう。
送金先アドレスを入力して送金完了
最後に、送金先の設定が必要です。送金先の設定は、「送金先リストの編集」をタップして行います。
そして、MetaMaskのアプリでアドレスを確認する必要があります。MetaMaskのアプリでコピーしたアドレスを「宛先」欄にペーストして、「追加」を押せば設定完了です。
最後に、入金額などを改めて確認して、問題ない場合は「送金する」をタップすれば送金完了です。
MetaMaskでスワップ機能を利用する方法
MetaMaskでスワップ機能を利用する方法も、とても簡単です。大まかな流れとしては、以下で対応できます。
- 変換元と変換先の通貨を選択
- スワップ内容を確認
- スワップを実行
具体的な、スワップ機能の利用方法を紹介します。
変換元と変換先の通貨を選ぶ
まず始めに、MetaMaskアプリでログインしてください。そして、「スワップ」を選択してスワップ元とスワップ先にそれぞれ通貨を選択しましょう。
選択方法は、各々の暗号資産を選んで、「スワップ」をタップすることで設定できます。なお、コントラクトアドレスを入れて表示することも可能です。
スワップ内容を確認
スワップ元とスワップ先を選択したら、「Review Swap」をタップしてください。これによって、最適なレートの取引所を検索できます。
少しでも有利な条件でスワップするためには、欠かせない機能ですのでしっかりと行いましょう。また、「Get quotes」を押せば最適な条件を設定してくれます。
なお、ここで詳細オプションから最大スリッページを変更することも可能です。スリッページが最大スリッページ設定を超過すると、スワップは自動的にキャンセルされる仕様になっています。
最後に、表示された金額、手数料に問題がないかを確認してください。
スワップを実行する
スワップ条件が問題ない場合は、「スワップ」をタップすることでスワップを行えます。最後に、実際にスワップされたかを取引画面で確認することをおすすめします。
スワップ機能を利用する際の注意点
MetaMaskは便利な反面、利用する際には注意すべき点があります。主な注意点について、詳しく解説します。
ガス代が必要
スワップ時に必要になる手数料のことを、ガス代と呼ばれています。ガス代は、スワップするタイミングによって微妙に変動します。
短時間で数千円もガス代が変化することがあるので、適切なタイミングを見計らって取引しましょう。また、対象となる暗号資産の価値が高まることでガス代が上昇する傾向になります。
特に昨今では、イーサリアムの価値が高騰しているのでスワップする暗号資産の価値以上のガス代がかかることもあるので要注意です。
スワップが失敗することもある
MetaMask側の問題ではないものの、利用するDEXのエラーによってスワップが失敗することがあります。スワップ時に「The transaction cannot succeed due to error」と記載されたエラー画面が発生したら、エラーでスワップできなかったことを意味します。
主にエラーで失敗するケースとして、以下があります。
- ガス代が不足している
- スリッページの設定値が低すぎる
- トレード量が多すぎて対応できない
上記症状を確認してもエラーになる場合は、しばらく時間をおいて再度チャレンジしてください。
まとめ
MetaMaskでは、単に暗号資産ウォレットだけの機能を持ち合わせているだけでなく、スワップ機能もあるのでとても便利です。単なるスワップ機能ではなく、複数の取引所から最も有利なレートでスワップできる便利な機能も用意されています。
もしスワップ機能を利用したい場合、MetaMaskをぜひ活用しましょう。