仮想通貨のデイトレードとは?やり方やメリット・デメリットを解説

2020年初頭のウイルスパンデミックにより、将来の資産形成に不安を抱える方が増加傾向です。そして現在、短期的に利益が得やすい仮想通貨は特に注目されている投資商品ですが、やり方が分からないことから、今一歩踏み出せないケースも多くなっています。

そこで本記事では、仮想通貨のデイトレードのメリット・デメリット、税金についても解説していきます。現在仮想通貨取引を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

仮想通貨のデイトレードとは

仮想通貨 デイトレード

仮想通貨におけるデイトレードとは、ダイナミックなボラティリティを活用して1日の間に取引を完結させるスタイルを指しており、現在多くの投資家が実践している手法です。参考までに、数秒~十数分程度で注文から決済を行うスキャルピンよりも大きな利幅が狙えるだけでなく、数週間程度ポジションを保有し続けるスイングトレードよりも回転効率が高い特徴を持っています。

実際のところFXや株式投資は日程や時間帯によってほとんど価格が変動しないケースもある一方、仮想通貨は364日24時間安定した値動きが期待できることから、相場との相性も良いトレードスタイルといえるでしょう。

仮想通貨のデイトレードのメリット

仮想通貨 デイトレード メリット

ここからは仮想通貨投資でデイトレードを行うメリットについて解説していきます。

  • 価格変動が大きい
  • いつでも取引できる
  • ポジションを持ち越すリスクがない
  • 取引手数料が発生しないケースもある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

価格変動が大きい

法定通貨を取引するFXは1日に1円程度動いただけでもちょっとした騒ぎになりますが、ビットコインを始めとする仮想通貨はそういった水準を遥かに超えており、たった数時間で数万円以上の乱高下が発生するケースも珍しくありません。そのため、デイトレードのような短期売買でも十分な利幅が確保できる上に、場合によっては数分でサラリーマンの月収に相当する金額が稼げる可能性もあるほどです。

もちろん毎日同じボラティリティが発生するわけではありませんが、数ある投資商品の中でも時間と利益効率が特に高い相場といえるでしょう。

いつでも取引ができる

株式投資は証券取引所が開場している限られた時間、そしてFXはインターバンクや証券会社がクローズとなる土日の取引を一切受け付けていません。一方、仮想通貨は非中央集権型のブロックチェーンをベースに構築された技術であることから、当然相場も24時間365日常に稼働しています。すなわち、好きなタイミングでいつでも取引できるのです。

実際のところ、デイトレードは1日に数回程度しかエントリーできないケースも多いことから、トレーダーにとっては大きなアドバンテージといえるでしょう。その時思いついたアイデアや本で得た知識をすぐに実践できる点もスキルの育成に役立ち、初心者から中上級者まで自由度の高い運用が行える環境です。

ポジションを持ち越すリスクがない

価格変動を利用して売買差益を狙う投資においては、ポジションを保有する時間が長くなるほど損失リスクが拡大します。具体的に、仮想通貨の場合は1日に複数回のマイナススワップが徴収されるため、なるべく早くポジションを手放さなければ得られる利益自体が目減りしてしまうでしょう。

その点デイトレードは数時間単位で取引が完結するだけでなく、長くても1日以内で決済できることから、持越しによる損失自体を解消できるメリットがあります。

取引手数料が発生しないケースもある

株式投資やFXは取引を行うたびに定額の手数料が発生するケースもある一方、仮想通貨取引はどれだけエントリーしても無料となっている場合があります。

もちろん全ての取引所で実施しているわけではありませんが、現在は比較的メジャーなサービスとして提供されており、国内取引所の中には「メイカー手数料」という名目で逆に報酬を付与しているプラットフォームも存在するほどです。長期保有に比べて取引回数が多いデイトレードでは大きなメリットですが、売値と買値の価格差であるスプレッドに関しては全社共通で設定されている点には注意してください。

仮想通貨のデイトレードのデメリット

仮想通貨 デイトレード デメリット

メリットについて解説したところで、ここでは同じく重要なデメリットを確認していきましょう。

  • 大きな損失を被る可能性がある
  • チャートに拘束される時間が長い
  • 銘柄によっては利幅が確保できない

いずれもデイトレードにおいては注意するべきポイントであるため、ぜひ参考にしてください。

大きな損失を被る可能性がある

先ほど触れた通り、仮想通貨は数ある投資商品の中でも特に大きなボラティリティを誇ることから、利幅と同じく損失が拡大するリスクも備えています。たとえば、中国当局による仮想通貨取引の規制が報道された際は、瞬間的に激しい乱高下が発生したため、証拠金維持率を下回ってロスカットが執行されたトレーダーも少なくありませんでした。

一方、比較的社会的信用度が低いだけにETFの採用や新サービスへの実装といったポジティブサプライズでも急激に高騰する性質があり、未だ将来的な値動きの予測が難しい点は否めないでしょう。もっとも、ブロックチェーンの需要拡大に伴って一般層の認知度が着実に向上している状況を考慮すれば、相場の不確実性はいずれ緩和される要素でもあります。

チャートに拘束される時間が長い

デイトレードは1日の中で複数回の取引を繰り返す性質上、常にチャートをチェックしておかなければなりません。したがって、日中仕事を持っている兼業投資家や主婦の方はそもそも取り組める時間自体が少ないデメリットがあり、手が空いたタイミングを見つけても睡眠不足に陥ってしまうケースもあるでしょう。

ただし、先ほど触れた通り仮想通貨相場は24時間365日開場していることから、休みの日をフルに活用すればある程度解消できる懸念要素です。また、現在はMT4を介した自動売買ツールも豊富となっているため、時間効率を高めて運用する方法もきちんと用意されています。

銘柄によっては利幅が確保できない

仮想通貨は全体的に大きなボラティリティが特徴となっている一方、取引量自体が少ないマイナー通貨やサービスの魅力が乏しい銘柄はほぼ値動きがないケースもあるため、当然デイトレードでは十分な利幅が確保できません。長期的に保有し続ければいずれ大幅に価格が上昇する可能性もゼロではありませんが、その一点だけに資金を集中すれば運用効率自体が低下してしてしまうでしょう。

そのため、長い目でポジションを持つ銘柄と短期的な売買差益を稼ぐ銘柄を並行運用するのがおすすめであり、資金を分散させて安全性を高める効果も見込めます。

仮想通貨のデイトレードの分析手法

仮想通貨 デイトレード 分析手法

仮想通貨におけるデイトレードのメリットとデメリットが把握できたところで、ここからは実際に取引を行う際の分析手法を確認していきましょう。大きく分けて2種類しか存在しないため、初心者はきちんと把握しておいて下さい。

テクニカル分析

仮想通貨におけるテクニカル分析とは、適切なエントリーポイントと損切りライン、利確の価格を決定するために行う分析手法であり、チャートの形状をチェックしながら将来的な値動きを予測していきます。たとえば、高値同士を繋ぎ合わせたレジスタンスラインは価格高騰が抑制される価格帯の判断に繋がり、代表的なテクニカルチャートである移動平均線も相場全体のトレンドを掴むことができるでしょう。

また、後で解説するファンダメンタルズ分析とは違って、政治問題や地政学リスク、国家の経済情勢を確認する必要がないことから、初心者でも比較的実践しやすいメリットがあります。ただし、取引所が提供しているツールによっては使用できる機能が限られる上に、ダブルトップ、三尊といったサインが機能しない「ダマシ」という現象も発生するリスクがあるため、1つの指標に頼るのではなく、複数の根拠を重ね合わせて参考にしなければなりません。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析は、経済指標発表やマーケットニュースをチェックして世界の経済情勢を判断する分析手法であり、仮想通貨の場合は採用されているサービスの増加、あるいは発行企業の決算情報も重要です。先ほど触れたテクニカル分析とは異なり、取引ツールの機能性などに左右されない点はメリットといえる一方、情報を読み解く知識や日々アンテナを張っておかなければならないデメリットには注意しましょう。

また、新興領域なだけにちょっとしたサプライズで相場が変動しやすいという仮想通貨特有の懸念要素も存在しており、たとえばイーロンマスク氏のツイートや大手企業のスパコンリリースといった、初心者には一見すると何の変哲もない要因が多大な価格変動を引き起こすケースもあるのです。そのため、慣れないうちは情報ソース自体を監視するのではなく、発信力のある専門の情報ベンダーサイトなどでアナリストの見解を参考にした方が効率的といえます。

仮想通貨のデイトレードのコツ

仮想通貨 デイトレード コツ

ここからは、仮想通貨のデイトレードにおけるコツを見ていきましょう。実際に収益を上げているベテランは以下3つを実践しているため、初心者はぜひ参考にしてください。

  • 出来高を確認する
  • ニュースやインターネットで情報収集する
  • レバレッジ取引を活用する

それぞれ詳しく解説します。

出来高を確認する

仮想通貨の出来高はデイトレードを行う上で特に重要なポイントの1つであり、将来的な値動きを予見するためにはぜひ押さえておきたいところです。参考までに、出来高とは一定期間における銘柄の取引量を指しており、全トレーダーの取引成立額が判断できます。

そのため、出来高が増加するほど強烈な価格変動が発生するサインとして利用できる上に、自身が参加している市場の裏側に潜む心理状態の考察にも役立つでしょう。具体的には、実際の値動きを示すチャートが上昇しているにも関わらず、出来高は減退している場合は、「ダイバージェンス」と呼ばれる逆行現象に該当することから、近い将来下落相場に突入する予測が立てられるのです。

ニュースやインターネットで情報収集する

仮想通貨投資に限ったことではありませんが、ニュースやインターネットを活用した情報収集は絶えず実施しなければなりません。また、先ほど触れた通り仮想通貨はちょっとした不安感や期待値がトリガーとなる傾向があることから特に重要であり、それまでの予想を覆すようなサプライズを察知できなければ、いとも簡単に損失が拡大してしまうでしょう。

具体的には、NFTに特化したメディアや個人投資家のブログ、TwitterなどのSNSも大変おすすめであり、特にイーロンマスク氏やいけはや氏といった大きな影響力を持つインフルエンサーの発言には注意してください。事実、仮想通貨を発行している企業が新プロジェクトをローンチしただけでも一瞬で価格が変動するだけでなく、不安感をあおるような内容でも相場は急落します。

特に仮想通貨取引所が新たな銘柄を上場した際は取引量の向上に伴う価格上昇が発生しやすいことから、1日の中の値動きを狙うデイトレードにおいては欠かさずチェックするのがおすすめです。

レバレッジ取引を活用する

レバレッジ取引は少ない資金でより多くの通貨量が取引できる仕組みとなっており、運用効率を高めるには大変利便性の高いサービスといえます。そして、仮想通貨で利益を上げている多くのベテラントレーダーは2倍以上のレバレッジをかけて資産の増加スピードを高めていることから、初心者もぜひ活用した方が良いでしょう。

一方、レバレッジにはもう1つ、リスクヘッジが行えるメリットも存在しており、より安全な投資には必要不可欠となっています。たとえば、1,000通貨でレバレッジ2倍、100円の銘柄に必要な資金額は以下の通りです。

  • 1,000通貨×100円=100,000円
  • 100,000円÷2(レバレッジ)=50,000円

通常の現物取引では10万円が必要になるところ、レバレッジを2倍にするだけで5万円の少額から1,000通貨が保有できるようになり、喪失し得る資産自体の縮小が可能となります。

実際のところレバレッジ取引においては口座資金以上の損失となる「追証」ばかりがフォーカスされがちですが、結論からいってそれだけでは本来の魅力に気が付けていないといえるでしょう。レバレッジは利益の増大と合わせて必要証拠金の削減にも繋がるため、どちらかといえば後者の性質を活かしてみてください。

仮想通貨のデイトレードの注意点

仮想通貨 デイトレード 注意点

次は、仮想通貨のデイトレードを行う際の注意点を見ていきましょう。効率的な運用においては必要不可欠なポイントであるため、ぜひ参考にしてください。

損切りルールを遵守する

仮想通貨投資は利益と同じく損失も拡大しやすいリスクがあることから、必ず損切りラインを定めて遵守しなければなりません。たとえば、移動平均線をブレイクしたら決済、三尊が裏切られて上昇し始めたら切る、といった明確な指標を置いておくのがおすすめです。

実際のところある程度ポジションを保有していれば利益に転換する可能性もゼロではありませんが、当然必ずそうした救済が訪れる確証もなく、常にそういった運用を行うことで最終的に資金の全てを喪失するトレーダーが大変多くなっています。そのため、あらゆる投資手法を勉強するよりも、まずは自身に馴染む損切り目安や必ず遵守するマインドを定着させるようにしてください。

トレードスタイルの前提を崩さない

デイトレードを行う際は2日以上ポジションを保有せず、必ず1日以内で決済するようにしましょう。実際のところルールを破っても何かしらのペナルティが発生するわけではありませんが、頻繁に運用方法を変えてしまっては軸のない投資に繋がるからです。

また、マイナススワップによる損失がかさむだけでなく、欲に駆られて損切りルールを自分から破る危険性も考えられます。したがって、多少含み損を抱えている場合でも「デイトレードを行う」と決めた以上は必ずその日中にポジションを決済して、翌日新しい視点と分析を持って仕切り直してください。

まとめ

本記事では仮想通貨のデイトレードの特徴やメリットデメリット、そして注意点についても解説してきました。仮想通貨相場はFXや株式に比べてボラティリティが大きいことから、利益チャンスが多い反面損失リスクも拡大しやすい傾向です。

そのため、レバレッジをかけて必要証拠金額を縮小しつつ、マーケットニュースなどを常に監視して全体の動向を掴まなければなりません。一方、現在は様々なプラットフォームで初心者にも扱いやすいツールが数多くリリースされているため、テクニカル分析や情報収集も比較的簡単に行えるでしょう。

現在興味を持っている方は、デイトレードの性質を把握しつつ、効率的な運用を心掛けてください。

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